中国共産党政府との関係を見直そう(83)。NHKはおかしい?中華人民共和国について言及なし。

NHKの「進む強権化“感染対策口実に”」

と題する報道(5月10日午後6時30分)

で、中国に対する言及はなし。取り上げた

のは韓国、シンガポール、ロシア、ハンガ

リーのみでした。

韓国は「国民を監視」している国として最初に取り上げ、批判的に報道。

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シンガポール も「国民を監視」していると批判的に報道。

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ロシアも「国民を監視」していると、批判的に報道。

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ハンガリーについては「一線を超えた強権化」の国として批判するも、ハンガリーは中国を頼りにしていると報道しました。

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次に、 中国についてどのように報道されるのかと待っていましたが、中国についての言及は一切ありませんでした。NHKはちょっとおかしいのでは?

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中国共産党政府との関係を見直そう(82)。「戦後」の世界について考える。グローバル時代は終わった。

グローバル時代は終わった

米歴史学者 エドワード・ルトワック氏、産経新聞5月9日の『コロナ  知は語る』より、氏は「危機が暴いた『世界の真実』を解き明かし、『国民国家の責任』が増す時代に回帰すると予言した」。

EUは役割見失う

「EUが直面した初の戦争並みの不慮の事態である新型コロナへの対応に失敗した。共有された医療情報や共通の医療戦略は存在せず、相互支援もあまりなかった」「EUの連携した外交政策も皆無だった。例えばイタリアは中国からの支援を喜んで受け入れた。他方、ドイツやスウエーデン、オランダなど他の欧州諸国は中国の支援を拒絶した。融合を目指したEUは役割を見失った。今後は英国に続き、多くの加盟国が静かに脱退していくはずだ」

米中の「大国間競争」はトランプ米政権に有利に、

「中国が対応を誤った」ことは誰もが知っている

「これは、米国の自由民主主義的な政治制度と中国を統治する共産党独裁体制とのせめぎ合いだが、中国の同盟国はパキスタンとイランの2カ国だけ。イタリアも中国に征服された。イタリアは歴史上、間違った側について、後から態度を変えることで有名だ」「一方、他の国々は中国に背を向け、米国に付いている。ラーブ英外相4月16日、『対中関係を全面的に見直すべきだ』と語っているのが良い例だ。中国の習近平国家主席は、ウイルスなどすべての事態への対処には独裁制が適していると主張して強権手法を正当化する。さらには世界を率いる指導者になる用意があるとの立場を示すが、世界各地で拒絶されている」

国は国民を守る責任がある

グローバル時代は終わった

「新型コロナ危機を受けて起きているのは、グローバル化の揺り戻しとしての『脱グローバル化』だ。グローバル化は国際機関の台頭と連動してきた。EUやWHOなどの機能不全が明白となったことで、世界はグローバル化や多国間枠組みから後退し、国民国家が責任を持って自国民を守る方向に回帰するだろう」

脱グローバル化により

民主主義が損なわれることはない

「新たな独裁諸国の台頭こそが、人々が称揚するグローバル化の産物だ。インテリ層は、グローバル化を『世界民主主義』であるかのように主張したが、現実には民主体制からプーチン独裁体制に変容したロシアや、集団指導体制から習体制に移った中国など、多くの国が独裁制に傾いて行くのを促進した」「グローバル化が独裁制と親和性が高いのは、国際機関が非民主的だからでもある。EUとは選挙で選ばれた各国政府の権限を欧州委員会に移管するもの。欧州諸国の民主体制が弱体化したのは、各国の権力が非民主的な体制に移されたせいだ。グローバル化が民主主義に何ら寄与しなかった以上、脱グローバル化により民主主義が損なわれることはない」

〈詳しくは産経新聞をお読みください〉

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