小池百合子氏の新都知事当選をお祝いします。

当選を心からお祝いしたいと思います。自民党支持者の50%以上、無党派層からも50%以上の支持を得ての当選ということで、極めて意義の深い勝利と言えます。特に鳥越氏に大差での勝利はうれしく思います。鳥越氏の女性に対する淫行事件が報じられたとき、言論人である本人は何も語らず、また民進党の蓮舫氏や辻元清美氏、ガソリーヌ嬢も全く発言しませんでした。この人たちが日頃主張する女性活躍や女性の人権、あるいは政治家の資質、疑惑に対する徹底的な追求とか、世論の期待を完全に無視して、疑惑に無言を貫きました。ただ、鳥越をよろしく、鳥越をよろしく、だけでした。そこにあるのは党利党略に邁進する姿でしかありませんでした。いつもの姿は全く見られませんでした。極めて残念であり、深い失望を禁じることができません。共産党もだんまりを決め込んでしまいました。自分たちの政治目的を達成するためには、疑惑追求もしない。小沢一郎のようなかって疑惑追求した人とも仲良く手をつなぐという、そこにあるのは党利党略だけでありました。東京都民はそれを許しませんでした。野党四党の野望は失敗しました。小池百合子氏には東京大改革に早速取り掛かっていただきたいと、強くお願いしておきます。

「岡田氏、代表選出馬せず」に思う。

不出馬を大いに歓迎したいと思います。しかし、新代表に民共連携路線を求めたということはいかがなものでしょうか。民共路線によって、民進党は「最悪の状況から一歩踏み出すことができた」と岡田氏は主張しているようです。もし民共路線が今も正しいと思っているならば、代表選に出るべきで、辞退する必要は全くありません。思うに、むしろ民共路線によって党内や支持母体に不協和音が出てきて党分裂の可能性が出たのか、あるいは共産党との関係において不都合が出てきたので責任を放棄して逃げ出したいと思ったから、ではないでしょうか。大阪では知事・市長のW選以来、自共連携は加速しており、自民党と共産党の区別がつかないくらい、共同歩調が繰り返されています。大阪市議会での議長選挙では自共で統一候補を立てたり、門真市長選挙でも自共統一候補を擁立しました。議会での主張を聞いても、まさに『自共党』としか言えない状況であります。民進党内やその支持母体においても、危機感が出るのも当然であります。イデオロギーという根本において全く異なる政党が、政策協議を抜きに、ただ当選という目的に限定して選挙協力するということは、民主主義制度にとって想定外でありました。共産党を利用するという考えは国民全体に計り知れない不利益をもたらします。岡田氏の政治的罪状は許しがたいものであります。