拉致問題がなぜ解決しないのか?「拉致の黒幕」(1) 浜田聡参議院議員

拉致問題がなぜ解決しないのか?ー浜田聡参議院議員の「拉致の黒幕」YouTubeより紹介させて頂きます。ー

我々が戦う相手は実は北朝鮮だけでなく、日本でもある。彼らは朝鮮族と呼ばれる政治家であったり、媚中派と言われるマスメディアだったりする。

『北朝鮮利権の真相』(宝島社)の序章の部分を紹介します。日本人であれば知っておくべきことも多々ありますので、まずイントロダクションの部分を紹介します。

「『日本の中の金日成、我々が戦う相手は、北朝鮮だけでなく、日本でもある』(蓮池透手記『奪還』より)。北朝鮮に拉致され24年ぶりに帰国した蓮池薫さんの兄透さんの言葉だ。透さんだけでなく拉致被害者の家族、救出運動に関わった関係者は一様に同じような発言をしている。拉致議連の中心メンバーの一人であったある国会議員は常日頃から我々はまず日本の中の金日成と戦わねばならないと言う。日本の中の金日成、それがこの本の主人公たちであり、四半世紀にわたって拉致問題の解決を阻んできた元凶であった。彼らは朝鮮族と呼ばれる政治家であったり、媚朝派といわれるマスメディアだったりする」。

ということで立役者が後ろの方に書いてあるんですね。名だたる政治家もあれば昨日私が質問の中で出した田中均氏もありますね。アントニオ猪木、フジテレビもあります。外務省もあります、疋田天候の名前もありますね。土井たか子もあります。金丸信。ということで

『拉致など存在しないと言い続けてきた日本社会党、拉致問題の解決のためには相手をまず話し合いのテーブルに付かせることだ。その為には日本からの援助の手を差し伸べるのが先決だと、矛盾した論理を声高に主張し、北朝鮮に対する米支援を強力に推進してきた自民党他の有力議員たち、証拠がないからと拉致を黙殺し続けてきた大手メディア、被害者家族の陳情に終始一貫冷淡であり続けた外務省、透さんがこう言うのも無理はない。日本の政治家たちは国益とは何かを真剣に考えていないと思いました。そして我々に何もしてくれないばかりか、北朝鮮に対して明白な利敵行為を行う以上、極論すれば、日本の政府も敵と考えざるを得ないのです』。

これが『奪還』という本に書かれたものです。

「自国民から敵と呼ばれてまで、なぜ彼らは北朝鮮に肩入れしたのか、そしてするのか。北朝鮮の対日政策ががらりと変わったのは、

拉致問題がなぜ解決しないのか?「拉致の黒幕」(2)浜田聡参議院議員

浜田聡参議院議員YouTubeチャンネルの「拉致の黒幕」より

1990年9月の金丸訪朝団以降である、経済の逼迫により背に腹を変えられなくなった北朝鮮は、対日外交を徹底したリアリズムの方針に切り替えた。すなわち交渉相手を同じく左翼イデオロギーを持ち友好関係にあったはずの日本社会党から政権与党である自民党に乗り換えたのである。北朝鮮の狙いはズバリ、マネーだった。どんな形でもいいから、一刻も早く日本の経済援助を引き出し、自国の経済を立て直したい。その為に北朝鮮側がばら撒いたエサが利権である。効果は絶大だった。品格のない政治家たちが国益を忘れてこれに飛びついた。金丸以降も日本政界の実力者たちがこぞって国交正常化交渉に動いた。90年代は日朝関係が異常なほど急接近した10年だった。本書は拉致問題の解決を阻む日本のなかの金日成たちの罪を暴くと同時に、北朝鮮とその傀儡である朝鮮総連がいかに日本社会を蝕んできたかを系統立てて考察した研究書である。拉致問題が四半世紀を経て今なお何故解決しないのか。この本の中にその答えがあるはずだ。当初別冊宝島編集部からこのテーマを与えられた時には果たしてどんな本に出来上がるのか、まるで見当もつかなかったが、結果として日朝関係の裏面史をたどる他にあまり例を見ないユニークな本になった。