中国共産党政府との関係を見直そう(31)。中国の国営通信社が「Wuhan virus」と報道。

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4月3日の産経新聞より。

「ここに掲載した『Wuhan virus 』 という英文記事の書き出しを見ていただきたい。1月22日付で新華社のサイトが伝えた記事は、湖北省武漢市で開催予定だった女子サッカーの五輪予選会場が『武漢ウイルス』流行のため南京に移されるという報道だった。何のことはない、中国指導部が『武漢ウイルス』と聞いて逆上するこの俗称を、当の国営通信社が使っていたのだ。しかも、堂々と見出しに掲げていた」と。

XINHUA

Wuhan virus sees Olympic football qualifiers moved

Source: Xinhua 2020-01-22 20:41:39 Editor:huaxia

BEIJING, Jan.22( Xinhua )・・・・・ 

「英文は新華社のニュースサイト、新華網が1月22日に掲載した記事。見出し部分にWuhan virus (武漢ウイルス)と記されている。写真(AP)は、3月10日に武漢を視察した習近平国家主席」

 

中国共産党政府との関係を見直そう(30)。WHOの罪は重い。

WHOの罪は重い。第1に、1月23日の武漢封鎖という異常事態を迎えたにもかかわらず、WHOはこの1月23日の時点でも緊急事態とは認めませんでした。これが第1番目の決定的な判断ミスとなりました。中国の春節で世界に感染が広がりました。春節前に移動制限をしていれば事態は全く変わっていたはずです。北朝鮮やソ連はいち早く中国からの入国を禁止しました。

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第2に、1月30日、WHOはやっと緊急事態を宣言しましたが、テドロス事務局長は此の期に及んでも、自由な交流を支持しました。中国に対して移動や交流の制限は求めなかったのです。これが二つ目の致命的なミスとなりました。世界の保健衛生のリーダーとして重大な失敗を犯しました。

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日本経済新聞(2月2日)によれば、これを受けて中国からの入国を制限する国・地域は60を超え、 中国滞在者の入国を拒否した国は、米国(1月31日)、シンガポール、オーストラリア(2月1日)、ニュージーランド(2月2日)、フィリピン(1月31日)、モンゴルということです。日本、香港、韓国は湖北省滞在者や居住者のみの入国拒否でした。

WHOが1月23日の時点で緊急事態を決断できなかったこと。1月31日の緊急事態宣言に至っても中国との移動、交流を止めなかったこと。その結果、武漢ウイルスは全世界に蔓延してしまいました。

しかし何故、WHOのテドロス氏はかかる判断ミスを犯したのでしょうか?いや、それとも故意に? 中国政府への忖度なのか? WHY? WHOの罪は重い。