中国共産党政府との関係を見直そう(33)。時系列で見る。中国共産党政府とWHOの罪。

【令和元年12月31日】台湾の陳建仁副総統によれば、台湾は昨年12月31日、人から人へへの感染についてWHOに警告していた

【令和2年1月14日】米国務省は「WHOが2020年1月14日の声明で人から人への感染は確認されていないと発表したことに表れているように、台湾からの情報を公表しなかったことを米国は深く憂慮している」と述べた。

【1月21日】WHO西太平洋地域事務局は21日、ツイッターで「新たな感染の報告例から人から人への感染が起きている可能性がある」と指摘。

【1月22日】中国の国営中央テレビ(CCTV)は1月22日の時点で、中国本土の患者数323人と報道。武漢市のある湖北省が270人。北京と上海、重慶、天津の4直轄地のほか、広東省、浙江省、江西省雲南省など9省に広がった。中国本土以外にも拡大している。WHOは22日、緊急会合を開き新型肺炎が「国際的に懸念される公衆衛生上の『緊急事態』」に相当するかどうかを検討する。

【1月23日】WHOが『緊急事態宣言』の是非を協議するなか、中国政府は23日、武漢市や周辺地域の交通を遮断する事実上の封鎖措置に踏み切った。新型肺炎の感染が拡大している。中国本土634人(死者17人)、韓国1人、米国1人、日本1人、台湾1人、香港2人、マカオ2人、ベトナム2人、タイ4人、シンガポール1人。患者が確認された地域は、中国大陸の31の省・自治区・直轄市のうち、大半の29まで広がった。

【1月24日】春節の移動(延べ30億人)に伴って感染が広がる恐れもあるなか、WHOは『緊急事態宣言』を見送る。理由は「意見は割れていたが、時期尚早と判断した」「現時点で感染した約600人のほとんどは中国国内」「中国当局が封じ込めに努力していることも考慮した」、そして「これ以上の移動や貿易の制限が必要だとは考えていない」「中国では緊急事態だが、国際的にはそうなっていない」「人対人の感染も近親者や治療に携わる医療関係者にとどまっており、中国国外では報告されていない」とWHO声明。中国メディアによると日本時間午後9時時点で、感染者数は894人、死者数は26人に達した。チベット自治区を除く中国全土で感染が確認されている。

【1月25日】中国メディアによると、25日午後9時時点でで中国国内の感染者数は1372人、死者は41人に達した。中国政府は25日、国内の旅行会社に対しすべての団体旅行を中止するよう命じた。2019年の中国大陸から海外への旅行客数は推定で約1億6千万人。日本は最も人気がある。春節の帰省客のピークは20日だった。

【1月27日】中国感染者数2744人(死者80人)。うち湖北省1423人、広東省146人、江蘇省・浙江省で175人。日本は4人目。タイ8人、香港8人、マカオ6人、米国5人、オーストラリア4人、シンガポール4人、マレーシア4人、台湾4人、フランス3人、韓国3人、ベトナム2人、ネパール1人。李首相が武漢入り。

【1月27日】中国の感染者数4428人(死者106人)。WHOトップ北京入り、中国当局と協議。WHO新型肺炎「中」から「高リスク」に訂正。表記が誤りだったと公表。

【1月28日】中国の感染者数5974人、死者数132人。習近平主席はテドロス氏と会談し「『緊急事態宣言』回避に期待」を示した。しかしどのような協議をしたのか全く報道されず。香港、中国本土からの旅客受け入れ停止。

【1月29日】米政府、新型肺炎対策で専門家派遣を表明。(いまだに実現していません) 。日本国内初、人から人感染(奈良のバス運転手)。武漢の邦人206人帰国。

【1月30日】中国の感染者数7711人、死者数170人。

【1月31日】WHO新型肺炎で『緊急事態宣言』を出す。しかし渡航や貿易の制限は求めず。中国の感染者数9692人、死者数は213人。

《緊急事態宣言に関してWHOが会見》: テドロス氏は「私は先日中国に渡航し、習近平国家主席の指導力を目の当たりにした。中国国外の感染者数が少ないことについて、中国に感謝しなければならない。中国の尽力がなければ中国国外の死者はさらに増えていただろう」。「国境封鎖などの対策をとっている国もあるが科学的な根拠は何かと問いたい。我々は推奨しない」。

日韓問題について考える(26)。令和2年4月5日の産経新聞より、「ライダイハン」英BBCが特集。

令和2年4月5日(日)の産経新聞、「ライダイハン英BBCが特集、韓国政府の二重規範浮き彫り」との記事より。

「英国の公共放送である英国放送協会(BBC)が3月にベトナム戦争当時の韓国兵による女性への性的暴行を特集で伝えたことが、日韓外交の関係者らの間で反響を呼んでいる。・・・BBCは3月27日、ウエブサイトに、『1968ー何百人もの女性を苦しめた年』と題した記事を掲載し、韓国軍兵士から被害を受けた2人のベトナム人の境遇を詳しく伝えた。そのうちの1人は性的暴行を受け、3人の子どもを身ごもった女性だった。ベトナム戦争時に韓国軍兵が現地の女性を性的に暴行するなどして生まれた混血児は、『ライダイハン』の蔑称で呼ばれ、ベトナムで差別を受けてきた。その数は定かではないが、5千〜3万人に上るとの説がある。記事は、ライダイハンとその母親や家族らが差別などで苦しんできたことに触れ、『韓国人に何が起きたのかを認めてもらう必要がある』との被害女性の訴えを紹介。ストロー元英外相が『国際大使』として関わる民間団体『ライダイハンのための正義』が、国連人権理事会による調査や韓国側の謝罪を求めていることも伝えた。・・・日本に謝罪を求めながら、自らの問題には頬かむりする韓国の姿勢を浮かび上がらせた」と報道しています。

「ライダイハン」問題については、これからも掘り下げて考えていきたいと思います。