中国共産党政府との関係を見直そう(41)。日本のメディアは真実を伝えたか?(2)。NEWSWEEK2020.3.3『最大の脅威は中国政府の隠蔽工作』より。
NEWSWEEK2020.3.3『最大の脅威は中国政府の隠蔽工作』より、概略を紹介(2)します。
【2月9日、政府発表の新たな感染者の数が減り始めた】
「それまでの3日間に政府からは、 新型肺炎のピークは過ぎたから国民は仕事に戻り、経済の立て直しに努めようというメッセージが送られていた。しかし、中国のどこを見ても終息する気配は見られない。武漢市に隣接する黄岡市では、市の共産党指導者が1日に検査できる人数はわずか900人だと語った。一方、市内には1万3000人もの発熱患者があふれていた」
【2月10日、習は湖北省保健当局の幹部2人を更迭】
「2月10日には武漢市の人口の5%(約50万人)に感染リスクがあると指摘され、習は湖北省保健当局の幹部2人を更迭。3日後には同省の党幹部の首もすげ替えた」
【NEWSWEEK誌の結論】
「残念ながら中国政府は最悪の対応を取り、小さな危機を大惨事に変えてしまった。膨大なデータを提供してはいるが、信用できない。中国共産党には検閲と脅迫、そして忖度の体質が染みついている。だから私たちは最悪の事態に備えるしかない。感染の実態も知り得ぬままで」
残念ながらNEWSWEEKが指摘したように、実態がわからないまま最悪の事態を招いてしまった。