中国共産党政府との関係を見直そう(9)。中国共産党は何を隠蔽したのか。1月7日。

1月7日に注目します。

1月7日に習近平氏が政治局常務委員会会議で「ウイルス事態を予防統制するために努力せよ」と指示をしていたと、中国共産党の機関誌『求是』は報じています。1月7日の時点で習近平氏は武漢コロナウイルス対策に指示をだしていたとすると、当然それ以前に武漢コロナウイルスとそれによる感染症の広がりについては知っていたということになります。

これを裏付けるように、2月29日の産経新聞は

「中国メディアは28日までに、湖南省武漢市当局が『原因不明の肺炎』の発生を公表した昨年末より前に、武漢の病院から検体の提供を受けた民間機関が『SARSに似た新型コロナウイルス』を検出していたと報じた。中国政府は、関係機関に調査結果などを公表しないよう通知を出した」「SARSに似たウイルスを検出し、政府系機関の中国医学科学院にデータを提供。他の民間・公的機関も1月2日ごろまでに解析を終えた。しかし中国政府は同3日、検体を破棄するか指定機関に送るよう通知。独自公表を禁止」したと報道しています。

1月3日に中国政府は通知を出して、「検体の破棄」や「独自公表禁止」したということですが、この重大な決定に習近平氏が関与していなかったとは考えられません。また、その理由も知りたいですね。

同3日には李文亮医師に「口止め」を強要しています。何故?

1月8日、国家衛生健康委員会は専門家チームを武漢市に派遣しています。この専門家チームの派遣に習近平氏が関与していなかったとは考えにくいことであります。

昨年12月26日には上海公共衛生センターが武漢にサンプルを取り行っています。そして1月5日に上海公共衛生センターは「見たこともない新型コロナウイルス」だと報告しています。12月31日中国政府は武漢での「原因不明の肺炎」発生をWHOに報告しています。当然習近平氏は知っていたはずであります。

中国共産党の機関誌である『求是』が報じる1月7日に習近平氏が武漢コロナウイルス対策について指示を出す以前の早い段階で、習近平氏はコロナウイルスによる感染症拡大を知っていた。しかし習近平氏は7日以前、そして7日以降如何なる行動をとったのでしょうか。いったい何をしていたのかと、日本であればマスコミは大騒ぎとなっていたでしょう。1月17日〜18日にミャンマーを公式訪問。1月19日には雲南省を視察しています。そして事態が重大化するなか1月20日に李克強首相からの進言を受けて(この時も雲南にいたと言われています)「重要指示」を出した。そして23日未明「武漢封鎖」を通知した。1月25日からの春節直前です。

一説では習近平氏は1月20日になってはじめて「感染拡大の勢いを断固押さえ込め」との「重要指示」を公表し、国を挙げての防疫体制に転換したとの説がありますが、もしそうならば、問題はさらに大きくなりますね。しかし、12月31日にWHOに中国政府が報告していることからもこの説はありえないことだと思います。

真実が知りたいですね。

東京オリンピック開催に向けて万全の対策をしていきましょう。

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 日本のメディアも否定的に考えるのではなく、全てを克服し、オリンピックが予定通り開催できるよう、必要なあらゆる努力をしていきましょう。日本こそ、その決意と行動でそれを示して行かなければなりません。頑張れ日本!頑張れ日本メディア!