吉村市政(25)平成28年度当初予算説明から〜予算案(1)〜

「平成28年度当初予算案は、一般会計で前年度に比べ△4.4%減の1兆6590億2100万円、特別会計をあわせた総額では前年度に比べ△7.5%減の3兆6973億2500万円となっておりますが、市街地再開発事業会計及び土地先行取得事業会計を27年度末で廃止するため、その影響を除いた実質的な比較では、一般会計で△0.5%の減、総額では△2.5%の減となっております。

まず、一般会計の歳入については、根幹となる市税収入が、家屋の新増築などによる固定資産税・都市計画税の増や、税制改正による減があるものの、企業収益の増に伴う法人市民税の増が見込まれることなどから、前年度に比べ1.3%増の6481億1700万円を計上しました。

また、地方交付税に臨時財政対策債を含めた実質的な地方交付税総額は、地方財政計画や市税等の増減を反映したことなどにより、前年度に比べ△59億円減の984億円を見込んでおります。

次に、歳出について、人件費は、退職手当の減のほか、職員数の削減や給与改定による減などにより△4.4%減、扶助費は、保育所の入所児童数の増等による教育・保育給付費の増等により1.3%の増、投資的経費は、阪急電鉄京都線・千里線連続立体公差事業や小学校の普通教室への空調機設置による増などにより、特別会計廃止の影響を除いた実質的な比較で2.8%の増となっております。

吉村市政(24)平成28年度当初予算説明から〜府市一体となった成長の実現〜

「府市一体となった成長の実現の取り組みでは、府市一体で進めている大阪の成長戦略の成長目標を達成するため、国家戦略特区など国の政策と連動しながら、地方税ゼロの延長をはじめとした海外との競争に向けた環境整備を図るとともに、水と光の魅力向上、重点エリアのマネジメントとして大阪城・大手前・森ノ宮地区や天王寺・阿倍野地区など都市魅力向上のための取り組みを府・市一体で、引き続き進めていきます」。