大阪市会5月26日、維新提案の「サンフランシスコ市における慰安婦像設置について再検討を求める決議案」、自民党・共産党の反対によって否決される。

本日午後2時より開催されました市会本会議において、大阪維新の会大阪市会議員団が提出した「サンフランシスコ市における慰安婦像設置について再検討を求める決議(案)」は、自民・公明・共産の反対で否決されました。至極残念であります。この決議案についてお知らせします。「サンフランシスコ市芸術委員会において、慰安婦正義連合からサンフランシスコ市に寄贈予定の慰安婦像のデザインが2017年1月9日に了承されるとともに、1月18日には芸術委員会のビジュアルアート委員会において、碑文についても2点修正の後、全員一致で承認された。慰安婦問題に関しては、2015年12月に日韓両政府において、日本が多数の女性の名誉と尊厳を傷つけたとして責任を表明し、この問題を最終的かつ不可逆的に解決すること、そして今後国際社会において互いに非難・批判することを控えることで合意をしたところである。サンフランシスコ市における慰安婦像及び碑文の設置の動きは、本市にとってこの合意の精神を傷つけるものであると言わざるを得ず、姉妹都市の議会として看過できるものではない。過去の歴史的事実を直視し、普遍的な価値を持つ女性の尊厳と人権が戦場においても守られる世界を目指すための活動は大いに取り組むべきである。現行の計画のまま慰安婦像が公共の公園に設置されることになれば、日本人及び日系人が多く住むサンフランシスコ市にとってもコミュニティ分断の原因にもなりかねず、将来的な両市の交流、日米関係にも悪影響を及ぼすのではないかと懸念される。サンフランシスコ市との友好の歴史は1957年に姉妹都市提携を結んで以来、60年の長きにわたり、両市代表団の相互訪問など交流を深めてきた。直近では、平成27年10月に友好都市提携特別展を大阪市役所にて開催、平成28年7月にはサンフランシスコ高校生アンバサダーが来阪され、また、平成28年8月には、市長が世界のイノベーションを牽引するシリコンバレーを訪問し、サンフランシコ市との連携強化を図るなど、着実な相互交流によって絆を深めてきた経緯がある。姉妹都市提携60周年を迎える記念すべき本年を契機に、議会としても将来にわたって、さらに良好な信頼関係を構築していきたいと切に願うところである。よって本市会は、サンフランシスコ市が、市の意思として公共の場所に現計画のまま慰安婦像及び碑を設置することについて、再検討されるよう強く求めるものである。以上決議する」という内容であります。

大阪の都市制度の改革の必要性について考える(37)。橋下前大阪市長の言より。都構想によって二重行政は解消される。

「WTCビルやそのほか、もう様々な二重行政による大阪市政の失敗、こういうことが大阪都構想になれば全くなくなります。大阪府知事、大阪市長を一本化して大阪府庁、大阪市役所、広域行政を一本化すれば少なくとも二重行政は完全になくなります」。

「広域行政が一本化されていれば、1人の知事、1つの役所があんな二本の巨大なビルを建てることは絶対にあり得ません」。

「WTCビルとりんくうゲートタワービルは大阪府庁、大阪市役所、2つの組織が広域行政圏、同じような広域行政を持っている、そして大阪府知事・大阪市長、大阪府議会・大阪市議会がそれぞれ大阪府域内という狭い領域において同じようなビルを建てる権限と財源を持っていた、これがもう最大の失敗の要因です。ですから、これを二重行政と呼びます。大阪府庁、大阪市役所がこの全国で二番目に小さい狭いエリアの中であんな巨大なビルを建てる権限と財源を2つの役所が持っている、まさにこの狭いエリアの中で都道府県が2つ存在しているような状態、これこそ二重行政であって、あのWTCビル建設の政策の失敗の原因は、これは二重行政です」(平成26年本会議)。