大阪の都市制度の改革の必要性について考える(37)。橋下前大阪市長の言より。都構想によって二重行政は解消される。

「WTCビルやそのほか、もう様々な二重行政による大阪市政の失敗、こういうことが大阪都構想になれば全くなくなります。大阪府知事、大阪市長を一本化して大阪府庁、大阪市役所、広域行政を一本化すれば少なくとも二重行政は完全になくなります」。

「広域行政が一本化されていれば、1人の知事、1つの役所があんな二本の巨大なビルを建てることは絶対にあり得ません」。

「WTCビルとりんくうゲートタワービルは大阪府庁、大阪市役所、2つの組織が広域行政圏、同じような広域行政を持っている、そして大阪府知事・大阪市長、大阪府議会・大阪市議会がそれぞれ大阪府域内という狭い領域において同じようなビルを建てる権限と財源を持っていた、これがもう最大の失敗の要因です。ですから、これを二重行政と呼びます。大阪府庁、大阪市役所がこの全国で二番目に小さい狭いエリアの中であんな巨大なビルを建てる権限と財源を2つの役所が持っている、まさにこの狭いエリアの中で都道府県が2つ存在しているような状態、これこそ二重行政であって、あのWTCビル建設の政策の失敗の原因は、これは二重行政です」(平成26年本会議)。