今、注目の共産党について考える(23)日本共産党解散の勧め

日本共産党は「生産手段の社会化」をその核心的政策と綱領(日本共産党の憲法に該当する)に位置付けています。日本国憲法を守るという共産党の主張は日本共産党の綱領に反することになります。日本共産党は何を画策しているのでしょうか?日本国憲法は国民連合政府樹立のために「当面」は守ると装っているだけで、本当に守る価値ある憲法と位置付けてはいないということです。国民連合政府樹立の後、日本共産党が政権を握り、綱領にある「生産手段の社会化」を実行するために、憲法を改正するということでしょう。共産党はこのことを明確にすべきであります。今のままでは、共産党は国民に「憲法を守る」と虚偽発言をしているということになります。国民を騙して、憲法改正に持ち込むという魂胆。共産党さん解散しましょう。

今、注目の共産党について考える(22)日本共産党解散の勧め

「生産手段の社会化」は地獄への入り口と言いましたが、旧ソ連で起こったことを見てみたいと思います。再び兵本氏の月刊雑誌への寄稿文を引用します。「(1)1918〜22年までの間に、何十万人という労働者と農民が人質・囚人として裁判なしに銃殺されたり虐殺された。(2)1920年のドン・コサックの殺戮と強制移住。(3)1922年の飢饉によって、500万人の死者が出た(食料の強制調達)。・・・(5)1937〜38年の大粛清の期間に、約69万人が銃殺された。(6)1932〜33年に、ウクライナにおいて600万人が人為的な飢饉によって救済されずに皆殺しされた。(7)1939〜41年にかけて、何十万人というポーランド人、ウクライナ人、バルト人、モルダビア人、ベッサラビア人が強制移住させられた。(8)1941年、ボルガ・ドイツ人が強制移住させられた。(9)1943年、クリミア半島・タタール人が強制移住、棄民された。(10)1944年、チェチェン人が強制移住、棄民された。(11)1944年、イングーシ人が強制移住、棄民された」(ステファヌ・クルトワ『共産主義黒書』)。ロシア革命は「ロシアの国民に内戦、粛清、飢饉、集団化による6600万人の死をもたらした」と。中国、北朝鮮、カンボジアなどの国でもおびただしい人々が犠牲になっています。「生産手段の社会化」はまさに、地獄の入り口なのです。生産手段の社会化を絶対的命題とする日本共産党が政権を取れば、日本も同じ運命をたどることになります。