中国共産党政府との関係を見直そう(102)。「戦後」の世界について考える。長谷川慶太郎氏の中国共産党政権崩壊の『予言』は当たるのか?

長谷川慶太郎氏は2014年6月に出版された『朝鮮崩壊』 という本の中で、

「中国が崩壊、共産党の一党独裁体制が消滅するとの予測を聞かされて『その通り』と頷ける人は少数派だろう。だが、現在の危機は急速に進行している。現在の政権トップの意図に関係なく、危機は進行を続けている。共産党一党独裁体制の下にあっても、経済崩壊の危機は必ず発生する。それは凄まじい圧力で、その国の対外路線を強制的に変更させる」

と『予言』されています。今回のコロナ危機がいよいよその時期を早めたということでしょうか。

産経新聞(令和2年6月6日)は、

サッカー界のレジェンド(カク海東氏)による突然の「共産党打倒」宣言が衝撃を与えていると報道しています。

「『ユーチューブ』に『新中国連邦宣言』と題した動画を顔を出して投稿し、『中国共産党の殲滅は正義にとって必要だ』と主張した。・・・カク氏は動画で、中国共産党の全体主義統治が『人権を無視し、民主を踏みにじり、香港で殺戮を行ってきた』などと主張。また新型コロナウイルスによって『世界に生物化学兵器による戦いを発動した』とも語った」と報じています。共産党存続の危機が最終段階に来たということでしょう。

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 さらに長谷川氏の『予言』は続きます。

「現在、中国の直面している経済危機は、決して止まることはない。その影響は、中国の対外路線の全面的な転換を強要する。具体的には『血の同盟』で結ばれているはずの北朝鮮の放棄であろう。中国からの無償支援に依存している北朝鮮は、その支援が打ち切られて存立する余地は全くない」との『予言』です。

日本政府はアジア情勢の劇的変化に備えなければならない。

日韓問題について考える(31)。「慰安婦問題」の真実。韓国の識者はどのように考えているのだろうか。『ソウルの中心で真実を叫ぶ』李・ウヨン氏

「慰安婦像撤去と水曜集会中断を求める声明」(2019.12.4) 李・ウヨン氏

 李・ウヨン著『ソウルの中心で真実を叫ぶ』(扶桑社)より 、 紹介します。

慰安婦像は歴史を歪曲して韓日関係を悪化させます。慰安婦像は「強制的に連れて行かれた少女」という歪曲されたイメージを作って国民にこれを注入・伝播しています。

しかし、実際の慰安婦は10代初めの少女ではなく、平均的に20代半ばの成人でした。そしてほとんどが就業詐欺や人身売買を通じて慰安婦になりました。彼女らを慰安婦にした主役は日本官憲でなく親戚と、近しい朝鮮人知人たちでした。

水曜集会に参加した幼い小学生の少女がマイクをとって「私のような年齢の少女が日本によって連れていかれた」と話すのは慰安婦像がどれくらい我が国民、特に精神的、身体的、情操的に未成熟な幼い生徒たちにまで深刻に歪曲されたイメージを植え付けるのかを見せつける証拠です。

慰安婦像は絵画や映画などの二次創作物と結合し、歪曲された情緒歴史認識を爆発的に伝染させています。慰安婦が日本官憲によって強制的に戦場に連れていかれた存在というイメージを形成して、特定の政治集団の不純な政治メッセージを宣伝することに悪用されています。

慰安婦像は韓国人が崇拝する偶像になってしまいました。数多くの公共の場所に展示され、無差別な大衆に無理に情緒的共感を強要します。冬ならマフラーと手袋をさせ厚いショールをかけるのも、このような情緒的強要の一環です。さらに慰安婦像をバスに乗せて市内を運行しました。

知的に情操的に成熟した大人たちが、自分の両親にもしない丁寧なお辞儀を慰安婦像に捧げます。大韓民国は朝鮮時代よりさらに後退した、偶像崇拝の神政国家へと後退しています。慰安婦像はそのような後退の最もせ鮮明な象徴です。

旧日本大使館の前に建てられている慰安婦像は不法造形物です。2011年設置当時に挺対協は管轄区庁の許可を得ないで自分勝手に像を設置しました。政府は反日種族主義に便乗したり、それを助長したりする大衆追従的で人気迎合的な態度でこの像の設置を追認しています。

市民団体らと大学生が2016年に釜山の日本総領事館の前に奇襲的に設置した慰安婦像も同じことです。これらの像は「外交関係に関するウイーン条約」22条に規定された「公館の安寧の妨害または、公館の威厳の侵害」に該当する設置物です。

1992年から30年近く開かれている水曜集会も、歴史を歪曲して韓日関係を悪化させます。この集会は像を崇拝する霊媒師の厄払いであり、歴史を歪曲する政治集会です。全教祖所属などの一部教師達は「現場学習」という美名の下、父兄の無関心を利用して純真な生徒たちを歪曲された政治・歴史意識を注入する集会に導いています。中高生だけでなく低学年の小学生の子供さえ動員対象です。

水曜集会は事実上、不法集会です。「外交関係に関するウイーン条約」により外交公館から 100メートルの地域のデモは禁止されます。しかし水曜集会は記者会見の形式で毎週開催されています。あらゆる口実を動員して韓日関係を悪化させ大韓民国の安保と国際的地位を堕落・傷つけるのがその本当の意図ではないのかと疑うほかありません。

慰安婦像は撤去されなければならず、水曜集会は中断されるべきです。私たちは私たちの正当な要求が実現されるその日まで退かないで戦います。

2019年12月4日

慰安婦と労務動員労働者像設置に反対する会

反日民族主義に反対する会

韓国近現代史研究会

国史教科書研究所