今、注目の共産主義について考える(95)。北鮮帰還事業(18)。日本共産党・アカハタの罪。

1959年(昭和34年)12月14日、在日朝鮮人の第一陣が北朝鮮に向けて新潟港を出港しました。日本共産党の機関紙アカハタは、同20日の日曜版一面で大きく取り上げ、『心は躍る社会主義の祖国へ』、『日朝親善のカケ橋、開かれた半世紀のトビラ』との大見出しで、写真入りで大きく報道していました。

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アカハタは「閉ざされていたとびらは開かれ、在日朝鮮人が半世紀の昔からみていた夢が実現した。日本と社会主義朝鮮のあいだに新しい道“日朝友好のかけ橋“がついにかけられたのである」と報道しています。かけ橋の先には地獄が待っていたにもかかわらずであります。見て来たような嘘をつきですね。

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この写真の説明には次のような説明がなされています。「12日、日赤センターの一室で日教組と新潟教組の主催で、朝鮮帰国学童を送る会、が開かれた。朝鮮の帰国学童を前に一生懸命歌やおどり、ハーモニカの合奏を送る新潟市内のかわいらしい子供たち」と記されています。何も知らない子供達まで動員して、地上の楽園説を吹聴していたことになります。許せませんね。

さらにアカハタは続けて「日朝親善の新しい道、帰国船はこれから在日朝鮮人の希望をのせて幾年間も往復する。帰国する人たちは祖国の社会主義建設に参加する日を指折り数えている。そこにはすでに1万世帯分の住宅も新築され、まな板から包丁まで用意され、希望する職業、学校が決まっている」と報道しています。またまた、見て来たような嘘を言う、とはこのことであります。日本共産党・アカハタはああまりにも多くの人をだまして、地獄に送ったことになります。日本共産党・アカハタは確認もしないで無責任な報道を意図して繰り返したことは、まさに許しがたい犯罪と言えるのではないでしょうか。

今、注目の共産主義について考える(94)。北鮮帰還事業(17)。拉致問題の背景に北鮮帰還事業があったことを忘れてはいけない。

安倍首相『めぐみさん奪還が使命』、トランプ氏『何でもやる』

安倍首相訪米をめぐる報道です。

「安倍は拉致問題にも言及した。訪米前の15日に13歳で拉致された横田めぐみ(53)の父、滋(85)を見舞ったことを打ち明け、こう言った。『ご両親もだいぶ年を取られた。なんとか元気なうちにめぐみさんを奪還するのが私の使命だ。ご両親がめぐみさんを抱きしめるまで私の使命は終わらない』。トランプにこの言葉がよほど響いたらしい。直後の少人数会合では安倍を見つめながら『ベストを尽くす』と約束した。17日夜の両首脳夫人を伴った夕食会ではこう語った。『拉致問題へのシンゾーの情熱はすごいな。貿易問題とは迫力が違う。長年執念を燃やし、決してあきらめない態度はビューティフルだ。シンゾーの情熱が私にも乗り移った。最大限の努力をしよう』」(産経新聞平成30年4月23日)。

安倍さんに変わることができるのは安倍さんしかいない、と強く思います。石破氏は交渉できるだろうか。小泉進次郎氏は国際社会に向き合っていくには明らかに経験不足。将来のために積極的に経験を積んでいったらどうだろうか。北朝鮮と親密な関係を持って来た社会党・土井たか子の師弟である辻元清美や福島瑞穂などは拉致問題には冷淡で、とても安倍さんに変わることはできない。日本共産党は「北朝鮮=地上の楽園」説をさんざんふりまき、しかも朝鮮労働党と友党であったことからして、拉致問題については取り組む資格すらない、謝罪もしていないし、やる気も全く感じられない。枝野氏や玉木氏、岡田氏も似たり寄ったり、問題意識もないのではと疑います。とても安倍さんに変わることはできない。では誰がいるのだろうか。元総理の鳩山由紀夫、菅直人?とても無理だ。政界を広く見ても、誰もいない。早く橋下徹に政界に出て来てほしいと切に願う。

米朝首脳会談さらには近い将来、日朝首脳会談が行われるようになることでしょう。しかし、忘れてはならないのは、拉致問題の背景に北鮮帰還問題があるということです。ともに戦後最大の人権侵害事件であり、拉致問題とともに解決されることを願っております。

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