大阪の都市制度改革の必要性について、前橋下大阪市長の言より。(3)

共産党は都構想によって、大阪市がなくなると主張しています。この共産党の主張に対して橋下氏は「大阪市はなくなりません。大阪市はなくなりません。役所の組織と地域を混同しています。山中議員、中央区は東区と南区が合区をされて中央区になりました。北区、大淀区が合区をされて北区になりました。中央区、空掘商店街なくなりましたか。ありますよ。そらそうですよ。役所の組織の再編と地域の問題は全然違うんですよ。東区と南区にある自治会が消えましたか。御堂筋や、中央区、これ東区と南区が一緒になって、何かそこの町が消えたんですか。僕らが大阪都構想と言っていることは、これはコミュニティをなくすということではなくて、役所の再編なんです。組織の再編です」(平成24年1月)。それから、共産党は都構想は大阪市を8つか9つの特別自治区に分割するのではないか、けしからん。という主張に対して橋下氏は「大阪市ではありません。大阪市役所を組織再編します。8から9です。市民は、府庁からサービスを受けるのか、市役所からサービスを受けるのか、それとも区役所からサービスを受けるのか、どっちだっていいんです、そんなのは。今の幼稚園のサービスなんていうのは、今府が許認可を持ってますけども、それが区役所に移ろうが市役所が持っていようが、どっちでもいいわけなんです。地域、コミュニティ、これは絶対に壊しません。当たり前です。しかし、組織なんていうのは時代に合わせてそれは変えていけばいいわけなんです」。(平成24年1月)

 

小池東京都知事と菅直人元首相は同列?櫻井よしこ氏の投稿より。

産経新聞に掲載された櫻井よしこさんの「美しき勁き国」によれば。菅氏について「菅氏らは『安心と安全』を分ける科学的手法をとらなっかった。住民の安心のために年間被曝1ミリシーベルトを超える地区は全て除染するという厳しすぎる基準を設定した。・・・つまり政府の安全基準は無意味に過剰に設定されていた、と指摘されている。それで住民の健康や幸福はより良く担保されたのか。否だ。1ミリシーベルトを超える古里は危険だと思い込み、避難生活を続けた結果、震災関連死者が2086人にも上るなど、明らかに逆だった。安全と安心を混同し、3・11を原発反対という自身の政治目的にも利用したと見られる」と菅氏を酷評。小池知事については、「専門家が豊洲の安全性を繰り返し発表する中で、小池氏は1月12日、豊洲問題は『政治的問題ではなく、科学的問題、食の安全の問題だ』と語っている。科学の視点に立てば豊洲に問題はないのである。にもかかわらず、小池氏は科学的に考えられずにいる。築地の改修も視野に新たな検討を始めたのは、問題を政治利用しているからではないか」「公益・国益に基づいた判断が必要で、都議選などを念頭においた政治利用は許されない」と小池知事の姿勢に疑問を突きつけています。「小池氏のイメージと菅氏のそれとの類似性を感じさせる」という櫻井氏の指摘に頷く人は多いと思います。私も、小池知事が何故豊洲移転判断を先送りするのか、その理由が分かりません。築地での建て替えの再検討は、豊洲の政治利用以外に、何か利害関係があるのだろうか?