柳本(自民党)マニフェストを検証する(17)

テレビ討論会で、吉村氏が大学の統合問題で柳本氏に質問していました。「大阪市大が府立大学を統合するとマニフェストに書いていた」と指摘すると。柳本氏は『「検討する」と書いてある。やるとは言っていない』と思わず感情的に反論。『市大を中心に統合するのか、府大に統合するのか、また今までのように府大と市大のままがいいということもある』と主張。柳本さん一体何がしたいのですか?  問題や課題があるから現状を変更しようというのがマニフェストではないのですか?  柳本氏の話を聞いて、両大学にある問題や課題についての認識はまったくない と思いました。維新が府市共同設置で新大学の設置を提案しているので、反発して市大に府大を統合すると言い出したものの、行き詰ったというところでしょう。松井氏からは「柳本さん、市長マニフェストですから、私はこのようにやりますと言うべきです。検討します検討しますはマニフェストではありませんよ」とたしなめられていました。

大阪交通労働組合は「まっとう」だったか?

大阪市営地下鉄・市バスで働く人で構成される労働組合である「大阪交通労働組合」の組合事務所がドーム球場前にあります。先日同組合事務所前を車で通過しました。4〜5階建てのビルで敷地も広く、組合の独自の持ち物と聞いております。おかねを潤沢に持っているようです。先の市長選挙では平松邦夫氏を全面支援。しかし、今回は自民党支援のようで、窓枠には「まっとう大阪」「マジメ大阪」とかのポスターが何枚も、外に向かって貼ってありました。かって大阪市政を揺るがした職員厚遇問題の震源地の一つで、ヤミ年金、ヤミ退職金、カラ残業、手当ての乱発、高額な報酬、外郭団体、天下り、随意契約などなど、おかげで大阪市は破綻寸前まで行きました。それなのにそれなのに、「まっとう」とか「マジメ」という言葉を使われると、さすがに違和感を禁じ得ません。