地下鉄事業民営化プランから(1)〜安全に関する投資計画〜
地下鉄の安全運行のために必要な様々な設備や施設を保有しているが、これまでも各種設備・施設がその機能を常に維持するために、計画的に投資を行ってきた。民営化後も、安全関係の投資については、平成29年度からの5年間で約1100億円の計画を立てており、運転保安設備をはじめとする安全関連設備の維持管理や更新に努めるとともに、地下構造物の予防保全による延命化、高架橋やトンネルのさらなる耐震性の向上などに取り組んで行く。さらに、車両や施設等の修繕に年平均約80億円を充てることとあわせて、輸送の安全の確保を達成していく。(安全関連投資計画:南海トラフ地震に伴う津波・浸水対策に39億円。耐震対策、トンネルや高架の延命化対策に131億円。保安・防災対策に255億円。老朽設備の更新238億円。安定輸送対策・車両更新・その他工事438億円)。