パンデミック条約について考える(1)。TBSの2024年6月2日の報道ーWHO総会「パンデミック条約」採択見送り。

まず、TBS NEWS(2024・6・2)より

「WHO=世界保健機関の総会は1日、感染症対策を世界的に強化するための『パンデミック条約』について、加盟国間での交渉を最大で1年延長することを決めました。

WHOでは、新型コロナウイルスの感染拡大を教訓とし、感染症対策を世界的に強化するための『パンデミック条約』の策定を目指して、加盟国間の交渉が行われてきました。

先月27日から開催されている今年の総会での採択を目標としてきましたが、ワクチン開発の技術移転などをめぐって先進国と途上国の意見が対立。今回の総会での採択は見送られました。

このため、総会最終日の1日には、政府間での交渉を最大で1年延長し、来年の総会か、可能であれば、年内の特別会合までに交渉成立を目指すことが決まりました。

WHOのテドロス事務局長は「決定は各国が条約締結をいかに強く、緊急に望んでいるかを示している」と歓迎しました。

また、総会では緊急事態発生時の対応に関する「国際保健規則」の改正案が採択され、より高い警戒レベルを表す『パンデミック事態』の規定が新たに盛り込まれました」

以上がTBSの報道です。

第77回世界保健総会は2024年5月27日から6月1日まで、スイスのジュネーブで開催されました。

私は『パンデミック条約』の議論の前提として、そもそも今回のコロナパンデミックの発生原因を究明すべきだと思います。原因がわからないのに適切な対応が取れるわけがありません。ウイルスは人工的に研究所でつくられたという説も根強くあります。原因の究明を怠ってはいけません。自然説か人工説かによって対応が異なってきます。

また、今回のコロナパンデミックに際して日本や各国はどのような対策をおこなってきたのか?その結果どのような事態が生じたのか?人々の生活はどうなったのか?よかったのか?悪かったのか?規制は必要だったのか?どこまで必要だったのか?きっちりと検証しなければなりません。規制は人権問題だからです。

WHOには勇気を持ってコロナパンデミックの原因究明を!政府にはコロナ対策の検証を行っていただきたいものです。パンデミック条約については秘密裏に行うのではなく、国民的議論を行い、万機公論に決すべしです。