大阪都構想の必要性について考える(78)。自民党は議論からの逃亡を企てるが、失敗。
本日(5月28日)開催された「大都市制度(特別区設置)協議会」において、これまで大阪都構想に反対してきた自民党は、「協議会」そのものを廃止するための動議を提出してきました。
どうも自民党は議論したくないようです。維新とは議論したくないということなんでしょうか。議論すれば負けるからなんでしょうか。今まで、なんでも話し合えば解決できるといい続けてきた自民党なのですが、突如態度が急変し、話し合うことや、話し合う場を設けること自体に反対してきました。どうなっているのでしょうか。自民党は、今まで議論は大切で、話せば分かりあえるとして「大阪会議」なるものの設置を提唱してきました。しかるに、今回このような会議そのものを否定する行為に出できました。
この動議のなかで、自民党は「本協議会は、特別区設置協定書のための協議会であり、特別区の設置に反対の委員が多数である以上、議論を続ける意味はない。不毛な議論をやめ、万博誘致に集中するため、本協議会を廃止すべきである」と主張しています。なんたる傲慢な態度でしょうか。反対の委員数が多く、賛成の委員数が少ないのだから、議論する必要がないという。これが自民党の議会人としての「見識」なのかと、呆れてものが言えません。国会で議論の必要がないと言っているのと同じであります。
さらに「本協議会や府市両議会の議論を見れば、特別区設置の賛否に対する各会派の考えはすでに明確になっている」と語り、議論の大切さを完璧に否定し、「以上、本協議会の廃止を申し入れるため採決を行うよう、動議を提出する」と締め括っています。
このような大阪自民党について評価をすれば、横柄で、傲慢で、民主主義を理解していない極めて稚拙な考えの持ち主の集団としか言えません。
しかし、この企ては見事に失敗しました。