中国共産党政府との関係を見直そう(87)。「規律と秩序で感染拡大防げ」。

産経新聞5月17日《コロナ  知は語る》の記事より一部の紹介です。詳しくは産経新聞をお読みくださいますようお願いします。

規律と秩序で感染拡大を防げ

ー作家・数学者   藤原正彦氏ー

欧米対中国の構図

「今まで米中2国のつばぜり合いが続いていたのが、米欧対中国の構図になるだろう」

自国第一主義が進む

「国民国家への回帰が進み、世界中でナショナリズムの高まりや自国ファーストの動きが出てくる。欧州では危機に陥ったイタリアやスペインに対しEUが十分な支援を行わず、復興債を巡ってもドイツやオランダが反対するなど対立が生じ、EU瓦解の可能性もある。世界的に自由貿易が見直され、自国農業の保護や外国への工場移転規制、国内回帰への補助金給付、医薬品など重要産業や不動産の外資買収規制、移民の制限が強まる」

人々の価値観が変わる

「人々の価値観が変わる。これまでの経済至上主義や競争原理、効率追求のつけが今回露呈した。そこから離れて、ささやかな幸福や安全の大切さや、美しい自然や文化、教養などお金だけで測れないものの価値が再確認されていく」

日本の立ち位置は?

「米欧対中国の対立については必ず米欧側に立たなければならない。経済に目がくらみ、どっちつかずの態度をとってはいけない。ただ、グローバリズムに関しては米国に追随する必要はない。自主国防も少しづつ進めていく必要がある」

日本型対策の有効性を世界に示す

「国民の高い衛生意識や公の精神など、日本の強みも明らかになった。・・・日本人は非常時でも規律と秩序を保つことができる。これは世界でも類がないことだ。中国型とも欧米型とも違う、民度の高さでパンデミックを抑え込むという日本型対策の有効性を世界に示すことができれば素晴らしい」

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日本のコロナ対策「奇妙な成功」、米外交誌フォーリン・ポリシー

日本のコロナ対策「奇妙な成功」

米外交誌、死者数の少なさ「奇跡的」

米外交誌フォーリン・ポリシー(電子版)は14日、東京発の論評記事で、日本の新型コロナ感染対策はことごとく見当違いに見えるが、結果的には世界で最も死亡率を低く抑えた国の一つであり「(対応は)奇妙にもうまくいっているようだ」と伝えた。同誌は、日本は中国からの観光客が多く、ソーシャルデイスタンスの確保も中途半端だと指摘。感染防止に有効とされるウイルス検査率も国際社会と比べ低いが「死者数が奇跡的に少ない」と評した。論評は「結果は敬服すべきものだ」とする一方、「単に幸運だったのか、政策がよかったのかはわからない」と述べた。また、数的には証明できないが、日本人の衛生意識の高さや握手をしない習慣などが死者数の低さにつながっているとの見方を示した。(ニューヨーク  共同)

産経新聞5月16日(土)

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「単に幸運だった」ということは、科学的にありえないことだと思います。同誌が引き続き「奇妙な成功」についての科学的解明に言及されることを期待しております。