今、注目の共産主義について考える(126)。バチカンは『暫定合意』。米国は中国の宗教弾圧を非難。

『中国、バチカンと暫定合意』(平成30年9月23日付産経新聞)

記事によれば、「法王庁のラジオ局『バチカン放送』は同日、暫定合意について『制度的対話への前向きなプロセスを促進し、中国のカトリック教会に貢献するよう希望する』とした声明を伝えた」。

と同時に同記事によると、“中国への譲歩”だとして懸念の意見もあると伝えています。

「カトリック界にも、対中譲歩への懸念は強い。香港教区の前最高指導者で名誉司教の陳日君・枢機卿は今年になって、記者会見などで『国家に隷属する教会など、もはやカトリック教会ではない』と発言。教会内ではタブーだった法王批判スレスレの抗議を行い、波紋を広げていた」という。

平成30年9月24日付産経新聞は『米  中国の宗教弾圧批判』との記事を掲載し、その中で、

「ポンペオ国務大臣は中国でキリスト教徒も教会の閉鎖や聖書の焼却といった弾圧の対象になっているし、『信仰が奪われている』と非難した」。また「(ポンペオ氏は)『数十万、あるいは数百万人のウイグル族がその意思に反していわゆる再教育収容所に収容され、政治的洗脳やひどい虐待に耐えている』と述べた」と伝えています。さらに「ペンス副大統領は『トランプ政権は、中国でのキリスト教徒、仏教徒、イスラム教徒に対する残虐な抑圧に対して遠慮なく意見を述べてきた』と語った」と伝えています。 

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今、注目の共産主義について考える(125)。中国、有名女優拘束か?理由は不明。

『中国女優が不明、出演作も上映中止、脱税疑惑の渦中 』 (ロイター、産経新聞)

「中国の人気女優で米国にも進出した范 (ファン・ビンビン)さん(37)の消息が6月以降、途絶えている。中国の映画界は関係者の脱税疑惑に揺れ、ファンさんも渦中にいた。出演作は軒並み上映中止となり、インターネット上では税務当局に行動を規制されているとの憶測も流れはじめた。この問題は5月末、国営中央テレビ(CCTV)の元キャスターがネットの交流サイトを通じ、ファンさんが出演料を過少申告する脱税に関与していたと告発したのがきっかけだ。その後、税務当局が調査を始めた。ファンさんは6月にブログを更新して以降、公の場から姿を消したままとなっている。主に、ネット上で様々な情報が出回っている。当局の調査が入ったファンさんの事務所が、既に閉鎖されたという内容の動画が拡散。9月上旬には一部メディアが『ファンさんが脱税だけでなく、銀行規定違反の疑いで拘束された』と報じた。この報道は後で削除されたが、ファンさん側は否定していない。出演した映画やドラマなどは現状で、すべてお蔵入りとなり、上映や放映の見通しは立たない。広告でも独スポーツ用品大手のアデイダスなどが起用をやめたという」。

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中華人民共和国憲法第33条、

「中華人民共和国の国籍を有する者は、すべて中華人民共和国の公民である。中華人民共和国公民は、法律の前に一律に平等である。国家は、人権を尊重し、保障する」。⁇ 

中華人民共和国憲法第35条、

「中華人民共和国公民は、言論、出版、集会、結社、行進及び示威の自由を有する」。⁇

中華人民共和国憲法第47条、

「中華人民共和国公民は、科学研究、文学・芸術創作その他の文化活動を行う自由を有する」。⁇