森友問題。国会の右往左往、党利党略に思う。
籠池氏について極めて遺憾に思います。まず、天皇陛下が塚本幼稚園にご訪問されたという事が、塚本幼稚園のホームペイジに掲載されていたということを聞いて驚いています。今日の証人喚問で、それが虚偽であるとわかりました。ホームページに掲載するには籠池理事長の承認なくしてありえない事を考えると、理事長は計り知れない嘘を父兄、市民、府民に意図的についた事になります。また、名門中学校への推薦入学について、ある人のリップサービを真に受けて、父兄に偽りの情報を流布したという証言がありました。当該中学校に確認も取らずに思い込みで、入学に当たっての重要事項であるにもかかわらず、あたかも事実であるかのように掲載するということは、常識ではありえないことであります。しかし、このリップサービスについても虚偽発言であると言われています。そうであるならば、全くのでっち上げという事になります。また安倍晋三首相が塚本幼稚園を訪問したという籠池理事長の雑誌での発言も、掲載した雑誌がかってに虚偽の事実を掲載したとの発言でありました。雑誌が意図的に虚偽の事実を掲載したとは常識では考えられないことであります。雑誌社にとっては何の利益にもなりませんから。また無断で、承諾を得ることなく安倍晋三小学校という名称を使って、相当の期間、寄付集めをしていたことも分かりました。本人は一瞬だけと言っていましたが。真実を語らない籠池氏という印象しか残りません。この証人喚問で感じたのは、事実と虚偽をつなぎ合わせてもう一つの真実を必死に作り出そうとする彼の思惑です。しかし、彼の発言をすべて真実であるかのように受け止めて、右往左往する野党国会議員 の姿も浮き彫りになりました。国会議員としての資質が疑われますが、資質というよりも、むしろ党利党略を最優先する国会議員の醜さを露わにしたと言えるでしょう。ただ、時間があまりにも短く、真相究明のためには再度の証人喚問が必要であります。