小沢一郎はなぜ共産党と手を組めるのか?の考察(1)。

小沢一郎は何故共産党と手を組めるのか?共産党と手を組む真の目的は何なのか?自民党政権打倒の為か、それとも革命政党である共産党を骨抜きにする為か。共産党をも虜にする小沢一郎とは。善し悪し抜きで、常に政局の中心(?)にいました。自民党時代は田中角栄から認められ、若くして自民党幹事長。次期総理と目される人をも面接するほどの実力を発揮。また政治資金にまつわるスキャンダルについては卓越した“政治家”でもありました。政治資金疑惑については、共産党も当時は徹底的に追及していましたが、今は不問のようです。次に小沢一郎の政治スタイル(リーダーシップ)はどうなのか。参考になるのは、2009年に143人の現役国会議員(細野豪志、ガソリーヌ嬢なども一緒)を引き連れて、中国詣でを行った時に、国会議員一人一人が胡錦濤国家主席(当時)と握手し記念撮影を行いました。このことについてアメリカ合衆国上院議員のダニエル・イノウエ氏は「正直驚いた。われわれ上院議員の一部は、大訪中団は実力者であることを小沢氏が誇示するための示威行動だったと見ている」と語っています。また佐々淳行元内閣安全保障室室長は「宗主国に恭順する近隣国の朝貢の図で、正視に耐えぬ」と批判しました。香港では「中国には属国姿勢、国内では曹操気取り」と揶揄されたようです。さらに後に習近平国家副主席(当時)が来日した時に、強引に天皇陛下との会見を実現させたことは周知の事実であります。この会見については政治利用の疑いがあるとして否定的見解を示した当時の宮内庁長官に対して「一部局の役人が、会見まで開いて悪態をつく、とんでもない話だ、頭にきた、僕は」と、小沢一郎が罵ったことは記憶に新しいところであります。小沢一郎とは虎(かっては田中角栄で、今は中国)の威を借る狐なのか?国内では曹操気取りの権力者なのだろうか?私は共産党の体質とよく似ていると思います。共産党もかってはソ連・中国(宗主国)という虎の威を借りて、国内では曹操気取りで、無慈悲な武装革命まで試みました。共産党内部は民主集中制という名の、上意下達の独裁体質であります。そういえば、民主党政権の時を振り返ると、例えば地方の声を行政に伝える為には、民主党本部や幹事長(当時)の小沢一郎を必ず通さなければならないという独裁体質の仕組みとなっていました。民主党という党と小沢一郎個人の独裁政治でありました。政治スタイルは共産党とも違和感がないようです。権力の行使という面から見れば、共産党と小沢一郎は似た者同士といえるのではないでしょうか。

注目される橋下徹氏の政界復帰。

『首相、橋下前維新代表と会談、都議選・万博連携強化か』との見出しで産経新聞の一面に記事が出ていました。記事の最後では「橋下氏が次期衆院選で政界復帰し憲法改正を掲げて連携できれば、首相にとって強力な援軍となる」と記載。また日本経済新聞は2面で、『橋下氏と連携深める、首相、国政課題巡り会談、今後の政局左右も』との見出しで、「橋下氏の国政進出は大きな関心事。“まだ戻らないの?”。首相が政界復帰を促すと、橋下氏は“まだです”とかわしたという」との報道。橋下氏の政界復帰時期が大きな関心事となっています。たぶん次の衆議院選挙には間に合わないと思いますが、大阪府政・市政の懸案である平成30年秋に予定される大阪都構想の賛否を問う住民投票に勝利して、大阪大改革を仕上げてはじめて、橋下氏は政界復帰を本気で検討するのではないでしょうか。大阪維新の会や国政政党を立ち上げたのは、大阪大改革を成し遂げる為でありました。その大阪大改革の成否は大阪の自民党の動向にかかっています。橋下氏と首相が国政の重要課題で連携し、日本の未来を切り開いて行く時が来ることを楽しみにしております。国民の多くが期待しているのではないでしょうか。