悩める連合。
日本労働組合総連合会(連合)の神津会長のインタビュー記事が産経新聞に掲載されていました。『民共共闘』については「あり得ない」とキッパリと否定。共産党について「他の野党と一緒に政権を目指すなら、共産党は党名と綱領を変えなければおかしい。でも彼らは絶対変えません」。だから共産党との共闘はありえないと語っています。党名と綱領を変えないということは、共産党は革命によって社会主義社会・共産主義社会を実現するという党是を堅持していることを意味しています。連合はそのような革命政党とは相容れないということでしょう。しかし、民進党は共産党との全面的な共闘に踏み切ろうとしています。神津会長は戦後の組合運動に言及し「戦後すぐ組織された労組は当初、共産党の影響が強く、会社との徹底的な話し合いを重視する勢力は、共産党から会社と一緒に攻撃される対象になりました。この攻撃を、いかに排除するか、と戦い抜いたのが昭和30年〜40年代の先輩たちで、筆舌に尽くしがたい苦労をしました」と振り返っています。「思考パターンの違いが分かります。自分たちは『前衛』であり、労働者階級を指導する立場というのが、共産党の基本的な考え方ですからね」と、共産党が革命政党であるが故の思考パターン(独善的・独裁的)についても触れています。共産党が表面は民主主義でカムフラージュしても、中身は依然として革命政党であります。革命政党と一緒になって政権を取ろうとすることなんて「あり得ない」と。「ましてや、政権選択選挙の衆院選でそんなことをしたら、民進党が政権党に戻る道を自ら遠ざけてしまいます」と民進党執行部を批判しています。民進党は怖いでしょうが、連合の指摘を謙虚に受け入れて、共産党と別れる勇気を持つべきです。絶対に別れなければなりません、日本の為に。