やっと腰を上げた民進党。

民進党の蓮舫代表が、ギャンブル依存症対策基本法案をつくる方針を、記者会見で示したということです。やっと気がついたのかと思うとともに、半歩前進として、今後の取り組みに期待したいと思います。ギャンブルはIRによって初めて登場するのではありません。ギャンブルはすでに存在しています、パチンコ・スロットなどは街の隅々にあります。売り上げは20兆円とも30兆円とも言われ、ギャンブル依存症による悲惨な事件や出来事も後を絶ちません。パチンコ・スロットだけでなく公営ギャンブルも極めて盛んであります。ギャンブルはすでに莫大な規模で存在し、その弊害は大きな社会問題となっています。シンガポールでは宝くじもギャンブルとして扱われています。あっちのギャンブルは良くて、こっちのギャンブル(IR)は悪だ、という理論は通じません。むしろ問題なのは、依存症対策を含めギャンブルを適切に管理・統制してこなかったことであります。IRに関する議論をきっかけに、ギャンブルについて根本的に考える必要があります。