世にも奇妙な話。
IR(統合型リゾート)に関する法案がやっと国会で審議されるようになりました。しかし民進党などの野党は欠席。問題はギャンブル依存症問題にあります。であるならば、反対の人は委員会に出席して堂々と議論をして警鐘乱打すればいいのではないでしょうか?国会は議論する場ですから。欠席では何も伝わりません。しかし世にも奇妙な話というのは、ギャンブル依存症はすでに社会問題化しているのです。それほどまでに依存症に関心があるというのであれば、当然今までに国会で議論されているはずなのですが、全くその形跡はありません。ギャンブルが日本にないのであれば、議論する必要もないのですが。パチンコ、スロット、競輪、競馬、競艇、サッカーくじ等など、一般的にも公営ギャンブルという言葉もあります。野党の党首で趣味がパチンコという人もおりました。その業界から多額の献金を受けてきた野党政治家も多くいました。パチンコもギャンブルなんですよ。シンガポールでは宝くじもギャンブルと認識されているようです。今の今まで全くギャンブル依存症に関心も持たず、議論もしてこなかった人が、IRになると突然正義感のようなものを振りかざして、けしからん、けしからん、議論するのもけしからん、ギャンブルはけしからんとしてIR法案について一部の議員、一部の政党は無視を決め込んでいます。すでにギャンブルは存在しており、依存症は社会問題化しているのです。見て見ぬ振りを今後も続けるのでしょうか。ギャンブル依存症対策についてしっかりと議論しなければなりません。しっかりと対策を講じることによって、依存症を減少させることができるという、先進事例もあるのですから。パチンコ、公営ギャンブル、宝くじもそうですが、いわゆるギャンブルという範疇に属する事業体は依存症対策費を拠出するとともに、具体的な依存症対策を講じなければならないと思います。事業体、政府、自治体の責務であります。