連合の神津会長、民進を牽制。左旋回はダメ。

産経新聞より。「民進党最大の支持団体、連合の神津会長は10日の記者会見で、野党間の選挙協力について『民進党が共産党と手を組んで大きく左旋回することを、多くの人が歓迎しているとはとても思えない』と述べ、次期衆院選で共産党との連携を模索する民進党執行部を強く牽制した。・・・・・『国民目線から見て、民進党が共産党と手を携えるのは本当の意味でどう見られるのか。よくよく考える必要がある』と言及した」との記事がありました。もっともなご意見です。しかし、もう手遅れだと思います。なぜならもうすでに、抜け出すことがでにないような関係に陥っているのですから。共産党は党をあげて民進党の候補者を本当に全力、全力で応援してきました。その応援たるや、共産党嫌いで有名であったあの前原誠司衆議院議員ですら共産党の応援を受け感謝するようになったくらいです。ここまで関係が築かれていながら、今さら民進党が共産党と別れると言い出したら、これは大変なことになります。共産党は組織をあげて民進党の議員を調べ上げて、国会議員としての資質を徹底して追求し、政界から追放するでしょう。その最初の被害者は二重国籍問題をかかえる蓮舫代表ということになります。もはや民進党は、人から何を言われても、共産党と運命を共にするしか道はないのです。それとも共産党と別れて茨の道を進んでいく勇気があるでしょうか?神津会長の忠告は遅すぎました。

TPPを巡る民進党の対応に違和感を感じる。

新聞報道を見る限りですが。トランプ氏は地球温暖化に懐疑的な発言を繰り返してきたため「パリ協定の先行きへの不安の声がある」との報道。また「トランプ氏は、自由貿易が国内産業や雇用を破壊していると主張する保護主義論者」などと報道されています。もし今後このような反グローバル的な考えで米国の政策が立案されていくとするならば、世界は「偏狭なナショナリズム(国家主義)の乱立になりかねない」と危惧されるのは当然であります。このような動きに対して、安倍首相は「我が国が自由で公正な貿易投資ルールをけん引する意思を示せば、保護主義のまん延を食い止める力になる」「これは自由貿易の下で経済成長を遂げた我が国の使命だ」として、TPPの承認を国会で訴えたということです。一方 民進党の蓮舫代表は、トランプ氏が勝利したことを受け「日本がTPP承認案の採決を急ぐのは、新大統領に失礼ではないかと懸念している」と記者団に述べたということです。蓮舫氏はトランプ氏を気遣って「保護主義」や「反グローバル」の動きに同調するという事なのでしょうか。日経新聞の編集委員の菅野氏は「グローバル化や市場主義に背を向けるのではなく生じたひずみをどう直していくのか。『グローバル化に代わる選択肢はない。もっと人間的な形に変えていく努力こそが必要だ』」として「過剰な不平等の解消など具体的な政策」を示すべきと指摘しています。同感であります。