前原誠司よ、お前もか。

産経新聞出版の『日本共産党研究』という本の前文で、前原誠司元外相と共産党の小池書記局長との街頭演説にふれていました。「日本共産党を『シロアリ』と呼んだ民進党の前原誠司元外相が、その『シロアリ』とともに、札幌市で街頭演説に立った。一緒に演説した共産党の小池晃書記局長は、ツイッターで“事件”と発信した。平成28年4月24日、町村信孝前衆院議長の死去に伴う衆院北海道5区補欠選挙。・・・2人は他の野党議員らとともに街宣車の上から支持を訴えた。前原氏といえば、共産党のことを『シロアリ』みたいなもので、協力したら土台が崩れていく』と批判するなど、民進党内では誰よりも共産党アレルギーが強いはずだった」。「細野豪志氏も民主党政調会長のとき、『憲法の議論について共産党と一緒に護憲を掲げるような政党にはなるべきではない』と言い切っていた。その2人までもが共産党議員とともに選挙応援に駆け付けたことは【民共連携』の相当な深まりを印象づけた」。と書かれています。選挙で共産党の推薦を受けるということは、当選し政治家として誕生した際には、たとへ会派は共産党に所属しなくてもいいとしても、共産党がその政治家の“親”のような立場に立つわけですから、その“親”のいうことに逆らうことはできません。もし逆らえば次の選挙では推薦してもらえないばかりか、共産党支持の有権者を裏切ることになり、まさに政治家としての人格が問われることになります。“政治家になるために、あるいは党利党略で共 産党を利用した”として批判されることになります。そのような人物に国政を任せることはあってはならないことであります。民進党の中でも前原氏は一味違うと期待していただけに、前原誠司よお前もか、という気持ちであります。