柳本(自民党)マニフェストを検証する(4)

☆「地下鉄は大阪市出資100%の株式会社化、バス事業はその地下鉄会社の100%子会社化」との公約について。

市営交通の民営化の条例案については、自民党はこれまでの3年間すべて反対してきました。上記自民党の案は、市交通局が只今議会に提案している民営化案と同じです。民営化を橋下市長の手柄にさせたくないという、意図しか感じることができません。橋下市長は民営化が進むのなら、自民党の手柄でもいいとして、今回の自民提案の手続き条例案を議会に提出し、手続きを進めるための議案が可決されました。しかし自民党は民営化を認めたわけではありません。市民利益を最優先する橋下市長の姿勢を感じました。また、バスについては、現状は経営破綻の状態であります。「このままだと路線の大幅縮小か、税の投入しかありません。それを回避するのが民営化です」と橋下市長は見解を述べております。議会の速やかな決断を期待するものであります。

柳本(自民党)マニフェストを検証する(3)

☆「府立大学の市立大学への統合による新大学の実現」という公約について。

これまで自民党は府市共同設置による新大学設置には反対してきたにもかかわらず、なぜこのような提案をしてきたのでしょうか? 統合の必要性と統合のメリットは理解しているが、大阪市が中心になって統合しなければ嫌だという意味だと思います。これも大阪市モンロー主義でしょうか。ただ、大阪府と大阪府議会は反対と聞いていますが、自民党大阪市会議員団はこの話をまとめることができるのでしょうか。選挙の前だけの、いい加減な提案としか思えないのは私だけなのでしょうか。府市共同設置による新大学の設置は、いろいろあり方を種々検討した結果であり、両大学法人も了解しているところであります。自民党の本気度を疑います。