大阪自民党と共産党の選挙協力は許されるのか?
大阪自民党のいう「まっとうな政治を取り戻す」とは、自民党と共産党による談合政治であります。大阪市議会ではもう何年も前から三派による談合が行われていました。三派とは自民党大阪市会議員団と公明党大阪市会議員団、そして共産党大阪市会議員団であります。頻繁に会合を開き『反維新』で結束を固め、橋下市政の改革案に共同で反対してきました。三派による選挙協力は今年4月の統一地方選挙から始まりました。公明党が候補者を出さない選挙区では、共産党も候補者を出さずに、共産・公明で自民党の候補者を応援し、維新の候補者に勝とうとする戦略であります。彼らにとって、この戦略は見事に成功し府議会では維新を過半数割れに追い込みました。この三派の共闘は都構想の住民投票において、さらに強固なものとなり、また成功をおさめました。今や大阪市議会の中では、『三派連合』にまで格上げされた状況にあります。彼らにおいては、自民党と共産党の選挙協力は、不思議でもなく、もはや常識レベルになっているのが現状であります。完全に共産党の術中にはめらました。しかし、政策・理念を無視したこのような政治は、もはや政治ではなく、醜い談合であり、許されるものではありません。これが自民党のいう「まっとうな政治」の中身であります。