大阪自民党と共産党の選挙協力は許されるのか?

大阪自民党のいう「まっとうな政治を取り戻す」とは、自民党と共産党による談合政治であります。大阪市議会ではもう何年も前から三派による談合が行われていました。三派とは自民党大阪市会議員団と公明党大阪市会議員団、そして共産党大阪市会議員団であります。頻繁に会合を開き『反維新』で結束を固め、橋下市政の改革案に共同で反対してきました。三派による選挙協力は今年4月の統一地方選挙から始まりました。公明党が候補者を出さない選挙区では、共産党も候補者を出さずに、共産・公明で自民党の候補者を応援し、維新の候補者に勝とうとする戦略であります。彼らにとって、この戦略は見事に成功し府議会では維新を過半数割れに追い込みました。この三派の共闘は都構想の住民投票において、さらに強固なものとなり、また成功をおさめました。今や大阪市議会の中では、『三派連合』にまで格上げされた状況にあります。彼らにおいては、自民党と共産党の選挙協力は、不思議でもなく、もはや常識レベルになっているのが現状であります。完全に共産党の術中にはめらました。しかし、政策・理念を無視したこのような政治は、もはや政治ではなく、醜い談合であり、許されるものではありません。これが自民党のいう「まっとうな政治」の中身であります。

柳本(自民党)マニフェストを検証する(5)

☆柳本マニフェスト「地下鉄1区と2区料金の格差を値下げで是正」との公約について。

橋下市長が初乗り料金を20円値下げする時に、自民党は「政治家が経営に手を出すな」と値下げに抵抗しました。その自民党が、今になって値下げに言及するとは選挙前のパーフォーマンスなのでしょう。橋下市長に対しては値下げに反対し、柳本氏が市長候補になるや、今までの発言や行動に反して値下げすると言い出す。全く理解できないパーフォーマンスであります。橋下市長は2区料金について、今年2月の議会代表質問に対し、消費税が10%に値上げする時に、10円値下げすると言及しております。さらに、この4年間の橋下市政で、地下鉄のトイレが綺麗に改修され、売店も見違えるように変わりました。終電時間も延長されました。自民党は筋の通った政治を心掛けなければなりません。