柳本(自民党)マニフェストを検証する(5)

☆柳本マニフェスト「地下鉄1区と2区料金の格差を値下げで是正」との公約について。

橋下市長が初乗り料金を20円値下げする時に、自民党は「政治家が経営に手を出すな」と値下げに抵抗しました。その自民党が、今になって値下げに言及するとは選挙前のパーフォーマンスなのでしょう。橋下市長に対しては値下げに反対し、柳本氏が市長候補になるや、今までの発言や行動に反して値下げすると言い出す。全く理解できないパーフォーマンスであります。橋下市長は2区料金について、今年2月の議会代表質問に対し、消費税が10%に値上げする時に、10円値下げすると言及しております。さらに、この4年間の橋下市政で、地下鉄のトイレが綺麗に改修され、売店も見違えるように変わりました。終電時間も延長されました。自民党は筋の通った政治を心掛けなければなりません。

柳本(自民党)マニフェストを検証する(4)

☆「地下鉄は大阪市出資100%の株式会社化、バス事業はその地下鉄会社の100%子会社化」との公約について。

市営交通の民営化の条例案については、自民党はこれまでの3年間すべて反対してきました。上記自民党の案は、市交通局が只今議会に提案している民営化案と同じです。民営化を橋下市長の手柄にさせたくないという、意図しか感じることができません。橋下市長は民営化が進むのなら、自民党の手柄でもいいとして、今回の自民提案の手続き条例案を議会に提出し、手続きを進めるための議案が可決されました。しかし自民党は民営化を認めたわけではありません。市民利益を最優先する橋下市長の姿勢を感じました。また、バスについては、現状は経営破綻の状態であります。「このままだと路線の大幅縮小か、税の投入しかありません。それを回避するのが民営化です」と橋下市長は見解を述べております。議会の速やかな決断を期待するものであります。