柳本(自民党)マニフェストを検証する(3)

☆「府立大学の市立大学への統合による新大学の実現」という公約について。

これまで自民党は府市共同設置による新大学設置には反対してきたにもかかわらず、なぜこのような提案をしてきたのでしょうか? 統合の必要性と統合のメリットは理解しているが、大阪市が中心になって統合しなければ嫌だという意味だと思います。これも大阪市モンロー主義でしょうか。ただ、大阪府と大阪府議会は反対と聞いていますが、自民党大阪市会議員団はこの話をまとめることができるのでしょうか。選挙の前だけの、いい加減な提案としか思えないのは私だけなのでしょうか。府市共同設置による新大学の設置は、いろいろあり方を種々検討した結果であり、両大学法人も了解しているところであります。自民党の本気度を疑います。

柳本(自民党)マニフェストを検証する(2)

☆「敬老パス50円負担を廃止し、上限を設定する」との柳本氏の公約について

50円負担を廃止するには、システム改修費を含めて約30億円の負担増となります。さらに上限を設定するとなるとシステム改修費に約200億円かかるとの議会答弁がありました。他の施策を変更しなければ財源の捻出は困難であります。柳本氏もこのことは知っていると発言しております。共産党の支援が欲しいのでしょうが、ちょっと無責任ではないでしょうか。このような財源は他の高齢者施策に活用すべきであります。敬老パス制度は持続可能な制度とするためにも一定程度の負担は必要であります。

又、公明党大阪府本部のホームページには敬老パスについて、「公明党大阪市会議員団は橋下市長との長時間にわたる交渉を重ね、敬老パスご利用の皆様にご負担いただくことをお願いする代わりに、今後も大阪市を支えてくださっている高齢者の皆様のための敬老パス制度を維持できるように申し入れました」と書かれております。