柳本(自民党)マニフェストを検証する(9)

☆自民党提案の大阪会議(今はポンコツ会議とも言われている)にかかる費用は?

大阪会議事務局維持費について、運営にいくらお金がかかるのでしょうか?  大阪市では、市政改革室16人、政策企画室11人が担当で配置されており、年間の人件費は2億8800万円です。大阪府の方からは1億円超と聞いていますので、大阪会議には少なくとも年間4億円はかかります。10年で40億円かかるということになります。自民党は大阪会議の提案者でありながら、大阪会議を欠席しました。二重行政問題について「話し合えば解決できる」と主張して、大阪会議を設置したにもかかわらず、欠席です。話し合うというのはポーズだけで、当たり障りのない無難な問題のみを話し合おうということなのでしょう。だからポンコツ会議と揶揄されるのでしょう。この会議に毎年4億円以上もの税金を使う価値は、果たしてあるのでしょうか?

柳本(自民党)マニフェストを検証する(8)

☆柳本氏のマニフェスト変更は、逃げの準備?

産経新聞によれば、「府立大を市立大に統合するとしていた旧版から『統合』の2文字を削除」した。「統合形態は大阪会議で議論する。財政規模が大きい市立大を軸に考えるのは同じだ」という。なんのために『統合』の2文字を削除したのだろうか。府知事候補の栗原氏の理解が得られず、「話し合う」という表現で許してもらった。また「市立大を軸に」ということで、最初の公約との整合性をかろうじて保てたというところでしょう。柳本・栗原の府・市(ふし)あわせ、不幸せの始まりと言えるでしょう。話し合いで解決したのではなく、玉虫色決着ということでしょう。さらに「地下鉄民営化では、事業移管先の市100%出資会社の経営に『私鉄各社の協力・参画を得る』とした旧版の記述を削除。理由について『協力・参画の形態が現時点で見通せないからだ』と話した」との記事。しかし、本当の理由は、民営化に反対だから、私鉄各社の協力は必要ないというところでしょう。逃げてはいけませんよ、柳本さん。