今、注目の共産党について考える(19)日本共産党の解散の勧め

再び兵本達吉氏の言に耳傾けます。「マルクスやレーニンが、資本主義社会から社会主義への移行に際して〈プロレタリアートの独裁〉がどうして不可欠であるとみなしたか、きっちり押さえておく必要がある」として、レーニンの書いた文章を引用しています。「資本主義から共産主義への移行は、歴史的に一続きの時期をなす。この時代が終わらない間は、搾取者には、必然的に、再興の望みが残されていて、この望みは、再興の企てに転化する。そして、最初の重大な敗北の後は、自分が打倒されることを予期せず、そうしたことを信ぜず、またそれについて考えようとさえしなかった、打ち倒された搾取者どもは、十倍の精力と狂人のような熱情と百倍にも増大した憎しみを持って、奪い取られた『楽園』を取り戻すために、今までは楽しい生活をしてきたのに、いまや『平民の無頼漢』によって、破滅と貧困に落とされたその家族のために戦闘に身を投じる。そして、この資本家である搾取者どもの後ろには、小ブルジョアジーの広範な大衆がついていく」とのレーニンの言葉を紹介して、だからプロレタリアートの独裁にならざるを得ないのだというのです。プロレタリアート独裁のもとで生産手段の社会化が断行され、ジェノサイド(虐殺)は不可避となります。ゆえに「同じことを何度も繰り返して恐縮だが、世界にこれまで平和な共産主義革命とか、民主的な共産主義とか、あったためしがないのはそのためである」と言っております。ロシア革命では「ロシアの国民に内戦、粛清、飢餓、集団化による6600万人の死をもたらし」たということです。引用は月刊誌Hanada8月号です。

松川るいさん、もっと謙虚に、真実を知るべきです。

4日の日経新聞に「自民大阪府連には維新との協調ムードは一切なく、首相官邸と一線を画す」と書いてありました。自民党大阪府連と安倍晋三首相との考えに溝があり、府連が反発しているということだと思います。安倍首相と自民党大阪府連、どちらが『まっとう』だと思いますか?自民党大阪府連は「橋下の都構想には旧民主や共産と組み抵抗した」。昨年の大阪市長・知事のW選では共産党と選挙協力、候補者を一本化しましたが敗北。今年5月の大阪市会議長選挙では自民党は共産党と組んで候補者を擁立しましたが、これも敗北。大阪では自民党と共産党の連携はさらに進んでいます。民共連携を批判する安倍首相や官邸が自民党大阪府連と一線を画すのは当然だと思います。「国政レベルでほとんど存在感のない党が牛耳っている。この状況を変えていきたい」との松川るい氏のお言葉ですが、今の大阪の自民党の状況を変えるのが、安倍首相の希望であり、あなたの役割ではありませんか?他党のことなので注文だけにしておきます。それと大阪府民を見下したような発言は許せません。少数の意見に丁寧に耳傾ける、謙虚さもないようです。