「靖国問題」について、高市早苗氏に学ぶ。

一人の日本人として信教の自由がございます。ただ内閣総理大臣という立場は重いと思っているんですが、世界のそういう風潮を変えたいです。アメリカにもしっかりと説明して。私だってアーリントン墓地に参拝してますよ。大阪だって大空襲受けたし、原子力爆弾だって落とされたし。そういう思いとは別に国家のために命を捧げた方にも敬意を表していますから。

もちろん(アメリカにも)説明します。お互い、そうじゃないですか?だって大統領もアーリントン墓地に行かれるでしょと。全員がそこに眠る方が国際法を完璧に守られた方かどうかと関係なく行かれますよね。それが世界の常識という形として発信したい。外交問題にすべきじゃないです。

例えば昔、植民地支配という時代がありました。すべての宗主国に対して被支配された国々が宗主国のリーダーが自国の慰霊碑にお参りすること、文句を言いたくっている事実はあまり私は聞きません。中国はイギリスに何か文句を言ったかというと聞きません。

日本は文句を言ったら、止めるからということでかえって、外交的な手段に使われていると思います。

日本というのは墓まで暴くような文化じゃない。刑を受けた方、執行された方、こういった方は刑を終えられていて罪人じゃないんです。

これは今回の自民党総裁選に際して、橋下徹氏が靖国参拝問題について高市早苗氏に質問された時の高市氏の答弁です。実に見事な説明です。私もその通りだと思います。このような見識を有する方が日本の首相になる、そういう時代が早くやってくることを心から願っております。