大阪維新の会大阪市会議員団は「サンフランシスコ市との姉妹都市提携解消を求める決議案」を提案しました。採決は12日の本会議で行われます。

「サンフランシスコ市との姉妹都市提携解消を求める決議案」を紹介します。

「2017年11月22日、サンフランシスコ市のエドウイン・リー市長は、民間団体が建てた慰安婦像の寄贈を受ける決議案に署名し、像は同市の所有となった。

吉村市長は慰安婦像の寄贈の受け入れに反対し、これまでに公開書簡の送付や、面会の申し入れなどを行ってきたが、取りつく島もないサンフランシスコ市の対応は甚だ遺憾である。

慰安婦問題に関しては、2015年12月に日韓両政府において、日本が多数の女性の名誉と尊厳を傷つけたとして責任を表明し、この問題を最終的かつ不可避的に解決すること、そして今後国際社会において互いに非難・批判することを控えることで合意したところである。しかしながら、今回寄贈された慰安婦像の碑文には「性奴隷にされた何十万人の女性」「大多数は囚われの身のまま命を落とした」など日本政府の見解とも全く異なる記述が散見されており、本市としてサンフランシスコ市の公有化は到底認められるものではない。

実際に2017年11月21日、安倍首相は衆議院代表質問に対する答弁で「わが国政府の立場と相いれず、極めて遺憾」と述べ、サンフランシスコ市長に議案の執行への拒否権を行使するよう政府として申し入れたことを明らかにしている。

今回のサンフランシスコ市の対応の経過を見るに、慰安婦像の寄贈受け入れをやめるべきという姉妹都市としての要請、そして日本国としての要請は全く無視されたと言っても過言ではない。このような対応はこれまでの60年もの長きにわたり築かれてきた両市の友好関係を根底から覆すものであると言わざるを得ない。

よって本市会は、サンフランシスコ市との姉妹都市提携の解消を求めるものである。

以上決議する」。

という内容であります。現在政権政党の一翼を担っている自民党、公明党の市議団の賛成を心から期待するものです。

博覧会国際事務局(BIE)事務局長「日本は力強いスタートを切ったと感じている」。

平成29年12月6日、デイミトリ・ケルケンツエスBIE次長が大阪府庁を表敬訪問されました。吉村大阪市長、山下大阪市会議長、松井大阪府知事、大橋府議会議長ほかが出迎え、対応されたということです。この時の話の概要について、大阪市経済戦略局から報告がありました。今後の誘致活動の参考になると思いますので、お知らせします。

松井知事からは、「政府や地元、経済界を挙げてこの万博をやり遂げたいと考えている」ことを、

吉村市長からは、「地元としてインフラ整備やソフトの安全対策にしっかりとした体制で取り組んで行くことを」伝えたと言うことです。

これを受け、ケルケンツエス次長からは

「訪日してから、皆さんの非常に温かいおもてなしや、万博に対する情熱を示していただき、心から嬉しく思っている」

「大阪は万博に関して豊かな歴史・経験を持っており、1970年万博は20世紀で最も成功を収めた万博として、人々の印象に残っている」

「昨日(5日)、首相や超党派の議員連盟とお会いできた。日本の政界トップとお会いでき嬉しく思っているし、超党派で一体となってサポートしていることを大変印象深く思った」

「訪日して2つ大切なことが分かった。日本は国・自治体が一致団結して誘致に取り組んでいることと、市民からの強い支持があること」

「来春のBIE調査団派遣時は、立候補4ヵ国間での優劣をつけるのではなく、各国のプロジェクトを個別に見た上で、実現可能性を調査する」

「日本は力強いスタートを切ったと感じている。このまま勢いを持続させられれば、素晴らしい結果が得られると感じている」。

以上のような内容だったということです。今後の誘致活動について多くの示唆があるように思います。誘致実現に向けて頑張りたいものです。