やっと腰を上げた民進党。

民進党の蓮舫代表が、ギャンブル依存症対策基本法案をつくる方針を、記者会見で示したということです。やっと気がついたのかと思うとともに、半歩前進として、今後の取り組みに期待したいと思います。ギャンブルはIRによって初めて登場するのではありません。ギャンブルはすでに存在しています、パチンコ・スロットなどは街の隅々にあります。売り上げは20兆円とも30兆円とも言われ、ギャンブル依存症による悲惨な事件や出来事も後を絶ちません。パチンコ・スロットだけでなく公営ギャンブルも極めて盛んであります。ギャンブルはすでに莫大な規模で存在し、その弊害は大きな社会問題となっています。シンガポールでは宝くじもギャンブルとして扱われています。あっちのギャンブルは良くて、こっちのギャンブル(IR)は悪だ、という理論は通じません。むしろ問題なのは、依存症対策を含めギャンブルを適切に管理・統制してこなかったことであります。IRに関する議論をきっかけに、ギャンブルについて根本的に考える必要があります。

大阪市会の議員定数について。

12月13日に最終の大阪市会議員定数検討会を開催します。前回の検討会では公明党が3減(3増6減)の83名とする提案がなされました。現在の議員定数は86名です。維新としては(0増17減で)17名減の大阪市会議員定数69名を主張してきましたが、他会派の理解を得ることができませんでした。定数問題については、これまで幾度となく議員定数の削減を議会に提案してきましたが、ことごとく否決されてきました。従って、今までの推移を考えた時、やむを得ず、他党の自民党や共産党を含めて全会派が賛成で一致するのであれば、3減(3増6減)は一定の前進として評価するしかないと考えています。13日に向けて維新としての意思決定を行いたいと考えています。