都知事、小池さんの決断を期待する。

小池さんには多くの都民のみならず、国民の多くが期待していることを忘れないで欲しいと思います。何を期待しているかといえば、東京都の現状を変えて欲しいということに尽きると思います。東京都でこれまで行われてきたのは、誰がいつ決めたのかわからない政治、誰も責任を取らない政治、前知事のように都政には無関心で外国旅行や美術鑑賞に多くの税金と無駄な時間を費やしてきた政治、職員と議員の馴れ合いの政治、与党議員に与えられ続けてきた200億円の復活予算、このお金で議員を操り議会にも嘘の報告をするほど腐敗した役人天国の都庁、都民の税金に群がる都庁職員や企業・政治家、オリンピックも税金使い放題、このまま放置すれば、いくら裕福な東京都庁といえどもやがて破綻にいたることは間違いありません。大阪市もかって豊かな時代もありましたが、役人天国と化し、税金に群がる市職員や企業・政治家などによって、破産寸前のぼろぼろの状態にまで陥ってしまいました。橋下徹氏が行ってきた徹底した改革がなければ大阪市は夕張市のような財政破綻の運命をたどったことでしょう。都民は、東京を変えるという歴史的役割を果たすことを、小池さんに期待していると思います。その期待に応えるには、区議の7人の侍に加え、若狭さんも自民党を離党して“小池新党”を引っ張って行くべきです。小池改革がなるかならないか、来る都議選で過半数の小池与党をつくることができるかどうかにその命運がかかっています。若狭さんや小池さんがその覚悟を示された時、東京都民は都知事選挙の時のように大爆発するのではないでしょうか。また維新の会とも全面的な協力関係ができることになります。

IRになると反カジノになる奇妙な話。

競輪、競馬、競艇などはいわゆる公営ギャンブルと言われています。日本各地にそのギャンブル場があり、多くの市民・国民がそこに出入りしています。そしてギャンブル依存症に苦しむ本人や家族の悲劇は幾度となくマスコミでも報道されてきました。しかし、しかしであります。テレビやラジオ、新聞などのマスコミは毎日のようにギャンブルを実況中継し、報道してきました。競馬の実況中継、競輪・競艇の実況中継。おまけにいくら儲けたかまで報道する始末です。ギャンブルの実況中継や報道によって多くの国民をギャンブル場に誘導してきました。ギャンブル振興に一番貢献してきたのはテレビ、ラジオ、新聞などのマスコミではないでしょうか。それがIRの議論になった途端に、反ギャンブル論を展開する。ギャンブル振興に一番貢献しているのにです。実に奇妙な話です。また、パチンコ・スロットもギャンブルなんです。ところがこれまたテレビ、新聞、ラジオなどでは盛んにパチンコ産業を広告することによって国民にギャンブルを拡散してきました。それがIRの議論になった途端に、反ギャンブル論を主張する。まるでパチンコ・スロット、競輪、競馬、競艇などはギャンブルではないと主張しているように聞こえます。実に奇妙な話であります。もしかして、既存のギャンブルの既得権者を守ろうとしているからなのでしょうか?と考えてしまいます。大切なことは、IRを含めてギャンブルとどう向き合って行くべきなのか、事業者や政府、自治体の責任や取るべき対策について、真剣に考えることだと思います。