これからの大阪市〜吉村新市長の施政方針より〜(2)

子育て・教育施策について

「少子高齢化が進行する中、高齢者世代を物心両面から支える立場の現役世代や子供たち、孫たちが元気でなければ、大阪を豊かにすることができません。この任期中の4年間の大きな目標として、『子ども教育費、医療費、無償都市大阪』を目指します。・・・・・その理想の姿に向けて段階的に取り組み、最終的には、すべての子どもが等しく教育・医療が受けられる、子どもの教育・医療、無償化都市を目指します」と宣言しました。そして実質無償の医療費助成制度の対象を今の中学校卒業までから、18歳高校卒業するまで無償化を拡充すること。保育所、幼稚園の5歳児の保育料無償化の実現と、4年の任期中に温かいおいしい中学校給食を実現するとの決意が語られました。市長自らがトップに立つ『子どもの経済貧困対策チーム』も設立します。大阪市政セカンドステージの出発を高らかに宣言しました。心から期待するとともに、支援を惜しみません。しかし、着実な改革がその前提であることはいうまでもありません。

これからの大阪市〜吉村新市長の施政方針より〜(1)

対話重視の姿勢について

12月25日、大阪市議会本会議場にて、吉村新市長による施政方針演説が行われました。橋下市政の改革を継続するとともに、橋下市政でできなかったことについては、対話を重視して合意形成を図っていくとのことでした。「民営化・統合案件については、議会の皆様との対話を重視し、修正するところは修正し議論を進めたいと考えております。粘り強く合意形成を図り、一歩でも二歩でも前に進めていきたいと考えております」と述べております。その姿勢を心から歓迎するとともに、しかし対話だけに終わるのではなく、結果を出すという不退転の決意で取り組んでいただきたいと心から念願します。