日韓問題について考える(2)北朝鮮崩壊に備えよ。韓国の「70日計画」

長谷川慶太郎氏の『朝鮮崩壊』(実業之日本社、2014年6月10日初版)より

                                 ー 韓国の70日計画(朴正煕時代に作成した計画)ー

「70日計画の内容ですが、北朝鮮が崩壊した時点で、その日のうちに、韓国は緊急の大統領令を発表して、韓国にあるすべての学校を閉鎖します。そして道路や鉄道などの交通も遮断するのです。その道路と鉄道を使用して北朝鮮の難民を輸送し、閉鎖した各学校の校舎に一時、待機させます。そうなるとこの間、韓国の生産活動も停止状態となります。すでに各学校で何人の難民を受け入れるか決まっており、難民を全員、収容することになっているのです。そこで当面の間、北朝鮮難民に対して住居と食料を提供します。食料を備蓄して、難民となった北朝鮮の国民を何十日間か、食べさせることを目標にしたものです。こうした計画を実施して韓国は当面の混乱を治めようとします。しかし、実は、備蓄しているのは、寝具の毛布と、石鹸と歯磨きなどの日用品が中心です。食料はほとんど備蓄されておらず、それが最大の問題となっています。だから、南北統一への動きは朴槿恵大統領が考えていたほど、甘いものではないのです」。

日韓問題について考える(1)北朝鮮崩壊に備えよ。どうやって食べさせるのか。

長谷川慶太郎氏の『朝鮮崩壊』(実業之日本社、2014年6月10日初版)より

ー38度線が消滅する。38度線を越えて、北朝鮮人民が流れ込む

                                                どうやって食べさせるのかー

「目先の大問題として韓国に流れ込んできた北朝鮮の人たちをどうやって食べさせたらいいのかという点です。当然、ほっておいたら北朝鮮の国民は飢え死にしてしまいます。そうなると、韓国国内で北朝鮮の人々は暴動を引き起こすことが充分に予想されます。そうならないためには、北朝鮮の人たちに、それも当面は無償で食べさせないといけません。韓国には70日計画(朴正煕時代に作成した計画)というのがあり、北朝鮮が崩壊したら、70日間は韓国一国で持ちこたえられるようにした計画です。そして70日後に国際社会の支援を待つわけです。韓国政府が70日間持たせようとしているのは事実ですが、実際には70日間は持たないでしょう。・・・・

韓国へ流れる人の数は1日、10万、20万人ではなく、100万人を超えるでしょう。韓国は大混乱となるのは明らかです。北朝鮮が崩壊してから何十日間経ったら間違いなく韓国に食料がなくなるのです。そうなると韓国国民も飢えることになります。食料を北朝鮮難民に渡さなくなるでしょう。この食糧危機を韓国、北朝鮮の両国民は我慢できない状況になることは火を見るより明らかです。韓国国民の不満は一気に高まります」。