中国共産党政府との関係を見直そう(133)。「日本はこの危機に対し準備はできているのか」

門田隆将氏の正論【戦後76年の「特別な夏」に思う】(産経新聞8月19日)に次のような一文がありました。

1949年建国以来の侵略の歴史と、チベットやウイグル、南モンゴル、そして香港等等で続く激しい人権弾圧・・・日本やアメリカが助け、技術と巨額の資金を提供し、手取り足取りで育て上げた“巨大モンスター”中国共産党は、今や台湾への軍事侵攻の意図も隠さなくなり、連日、尖閣への領海侵入を繰り返している。ついには習近平国家主席が「百年の恥辱を晴らし、偉大なる中華民族の復興を果たす」という建国百年の2049年までの国家目標を掲げるに至った。

百年の恥辱を晴らす対象は、言うまでもなく「日本」である。満州国の建国、あるいは支那派遣軍百万の大兵力に攻め込まれた歴史的事実を習近平国家主席は決して忘れていない。

では、日本はこの危機に対してどれくらいの準備ができているだろうか。

 

誰もがしっかりと「この危機」に対応できる国家であることを願っている。そのために何を為さなければならないのか、菅政権と政権与党は明白に国民に告げなければならない。また特に情報戦において、外国勢力との関連が疑われる国内の「反日」勢力とも闘う姿勢を示してほしいものである。恐れることはない、国民を信頼しよう。

 

 

 

 

 

 

 

朝鮮半島で何が起きているのか?(1)。北朝鮮で反体制ビラ騒ぎ。

YouTube【WiLL増刊号】に西岡力氏が出演し、北朝鮮の平壌で“金一族否定”ビラが大量に散布されていたとのニュースを紹介していました。この報道によれば、

5月17日の自由アジア放送は、「5月10日、寺洞区域で大規模な反体制ビラの散布があった。畑や住宅の屋根が真っ白になるほど大量にまかれた。安全省や軍人が3日かけて拾った。朝鮮の粗悪な紙に印刷されていた。韓国から風船で送られる防水加工されたビラではない。『金正恩時代は終わった』『金正恩のために働かず自分自身のために働け』『我々は開放してこそ豊かになれる』『金与正は悪種』」などと報道。

また、西岡氏が6月に入手した情報によれば、「5月上旬にあった寺洞地域の反体制ビラ事件とは別の反体制ビラ事件が5月下旬に起きた。3つの場所で同時にまかれた。西平壌、東平壌、龍城区域、各地域のビラの内容が異なっていた。多くが印刷されていた。用紙も北朝鮮のものより良質だった。小学生のような筆跡の肉筆ビラもあった。『金正恩が死んではじめて人民は生きていける』『金正恩は殺人者だ』『張成沢は無念にも殺された。誰が背倫者か』、ビラの半分以上が北朝鮮内部ではなく外部で製作されたものだと結論が下った。北朝鮮内の地下組織が外国の情報機関か自由朝鮮のような反体制組織と連携してビラをまかれたと、保衛省は判断している」と。

以上のように報じていました。この情報が真実だとすれば北朝鮮内部の分裂や崩壊への序章となるかもしれない。