衆議院議員選挙を控え、希望の党小池百合子代表に一言。
大阪での三都物語の記者会見で小池さんは「私は知事として東京を一つのモデル地区として、様々な成功例を作っていくことが、まず国政に大きな影響を与えると思います。一方で国政による大きな岩盤のような問題点があります。それがゆえに、今回は仲間を募って国政に希望の党として送り出していきたい」と語られました。私は知事として東京都を変えていくとの力強い決意と受け止めさせていただきました。まさしくそのことが日本の政治を変えていくことに繋がるからであります。例えば最大の電力消費地である東京都を原発に頼らない東京に変えていくことができれば、それによって国の政策を変えさせることができます。また待機児童の問題でも、東京都で解消策を打ち出し実行することによって、国の政策を導くことができます。三都物語とは東京、名古屋、大阪という大都市で、さきがけ実行することによって、国の政策を変えさせる、あるいは誘導するということではなかったのでしょうか。都民が小池さんを知事に選んだ理由も東京都を変えてくれると期待したからではないでしょうか。
そのことの大切さ、都民の心を忘れ、時流に流されて、今の希望の党はただ単に安倍政権打倒を目的化する政治集団へと変貌してきたように思います。かっての民進党と同じように見えます。三都物語のとき、記者会見で述べられたように、東京を変えるために国政に同士を送り込むという志しではなかったのでしょうか。最近の小池さんは当初のこころざしから流され、変貌してきたように思います。間違いを糾弾することは当然ですが、単に安倍政権打倒のみが目的ならば、都知事をお辞めになって選挙に出るべきではないでしょうか。願わくば、三都物語の原点にかえっていただくことを強く期待しております。