改革をせずに次世代にツケを回すのは、政治家としてあまりに無責任。松井一郎日本維新の会代表。

産経新聞の単刀直言より、松井一郎代表の言。「大阪維新の会が生まれて6年が過ぎたね。選挙結果だけでいうと、今年7月の参院選で、維新は大阪選挙区で自民党より多い2議席をいただいた。大阪の人には、維新のことをよく分かってもらっていると思う。民進党の中には、自衛隊が違憲だと言っている人もいるようだけど、われわれはそういう旧社会党のようなイデオロギーは持っていない。自民党の安倍晋三政権が全国規模でこんなに強い中でも、納税者が納得できる政治をやっているから、大阪ではなんとかうちらが戦えてると思っています。・・・安倍首相は外交や防衛を本当によくやっていますが、安倍さんですら自民党内のしがらみから抜け出せず、『身を切る改革』はできないと思います。自民党の議員個人は『身を切る改革は必要』というのに、圧倒的多数を持ちながらやろうとしない。自民党の主たる考え方は、既得権益と仲良くしながら、広く国民の皆さんに支持されるよう予算をばらまいていこうということや。うちらも、今後は超高齢化社会の中で増税は避けて通れないと思っているが、改革をせずに次の世代に全部ツケを回すのは、政治家としてあまりに無責任や。うちらが国政でしっかり議席を得て、自民党を『ピリッ』とさせる勢力にならんとあかん」。その通りだと思います。多額の借金を次世代にツケ回して、既得権益の一部の人たちだけがいいめをするような政治を続けることは許されません。また政治家の保身のためのバラマキ政治は社会に弊害をもたらすのみであります。政治家は身を切る改革を率先しなければならないと思います。すべてはそこから始まります。

野党共闘は数合わせ。松井一郎日本維新の会代表の発言。

松井一郎日本維新の会代表の発言が産経新聞の短刀直言というコーナーに紹介されていました。その中で野党共闘については次のように語っていました。「民進党の蓮舫代表は『改革』というが、何を改革するのか言わないね。政策もバラバラ。民進党の中だけでもバラバラや。そこに自由党の小沢一郎代表や共産党が入っても、何も決まらないんやないか。結局は数合わせだけやと思う。今回の補選で民進党候補の得票は、共産党と民進党の基礎票を全部足し算した通りにはならなかった。民進党支持層にもアレルギーを持っている人がおるやろう。はっきりしたほうがええと思うよ。改革をするなら、改革するメンバーだけでやる。自治労依存でいくならそっちでやる。そこには共産党にも入ってもらう。民進党は、本来そっちの方が多いと思うよ。せやのに蓮舫さんや野田佳彦幹事長が『私らは、思想信条的にはどちらかというと保守的』なんて言うから分かりにくくなる」と。共産党と一緒にやりたいならやると、はっきりしなさいということでしょう。現実は共産党と一緒にやっていながら、思想信条は違うと、中途半端な訳のわからないことを言うから、お互いの支持者が混乱を起こしているということでしょう。これでは単なる数合わせで、数合わせ根性では、足し算どころかマイナス現象が起こってしまいます。おせっかいですが、はっきりしたほうがいいですよ。でなければ有権者は選択のしようがありません。松井代表の発言に同感します。