6月4日のTBSニュースによれば、
WHOが新型コロナウイルス対応で「中国から十分な情報が得られず、不満を抱いていた」とする内部情報をAP通信が報じたことに対し、中国外務省は、「報道は事実ではない」「WHOとは意思疎通を図ってきた」と打ち消しました。AP通信は、関係者からの情報や会議の録音データなどをもとに、1月上旬に、「ヒトからヒトへの感染リスクなどの情報を中国側が十分に提供していない」などと、WHO内部で不満の声が上がっていたと報じました。WHOの関係者らは、「国営テレビで流れる15分前にしか情報が提供されない」「SARSの二の舞になる」と不満を漏らしていたということです。WHOをめぐっては「中国よりだ」との声もありますが、AP通信は「WHOが情報を引き出すため、表向きに中国の対応を賞賛していた」とし、識者のコメントを取り上げ、「さらに対立すれば、情報が全く得られなかった」とも伝えました。