中国共産党政府との関係を見直そう(89)。「戦後」の世界について考える。中国の動きは?

中国の高圧的な外交姿勢が

世界の不安定要因になっている

令和2年5月17日(日)の日本経済新聞より

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 中国が世界とのあきれつを強めている。米海軍の存在感が低下した東・南シナ海で中国公船が活動を活発化。新型コロナウイルスの発生源の調査を主張したオーストラリアからは食肉の輸入を一部停止した。高圧的な外交姿勢は新型コロナ下の世界の不安定要因になっている。

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 米国に対して:中国外務省が米軍がウイルスを武漢に持ち込んだ可能性をツイート(3月)

欧州に対して:中国駐仏大使館が欧米のコロナ対応を「政治家が人々をコロナで大量死に追い込んでいる」と、批判する文書を発表。

台湾に対して:空母「遼寧」が台湾沿岸を航行・軍事演習(4月12日)

豪州に対して:豪州産食肉の輸入を突然停止(5月12日)

南シナ海では:新たに行政区を設置、軍事拠点化、ベトナムなど反発(4月18日)

東シナ海では:中国公船が領海進入し、日本の漁船を追尾(5月8日)