“海外がコロナ対策で日本を批判?”のカラクリについて。

5月15日の夕刊フジの記事がわかりやすく説明していますので、紹介します。

「海外がコロナ対策で日本批判」のカラクリ

   日本メディアが日本をおとしめる・・・

「新型コロナウイルス感染拡大をめぐっては、『日本の対策を海外が批判している』といった日本の報道が目につく。PCR検査数の少なさや首相のリーダーシップの欠如が問題視されていると言うのだが、そもそも欧米諸国は感染者数も死亡者数も日本より圧倒的に多いはずだが、どんなカラクリがあるのか。元の記事は、日本が『第2波を懸念して緊急事態宣言を延長させた』という内容で、「PCR検査が比較的少ないことが批判されている」と客観的に書かれている。また英BBCや米紙ニューヨーク・タイムズといった著名メディアも日本を批判していると報じている。中には日本政府を『無能』とする厳しいものもあるのだが、

コメンテーターは実は日本出身や日本在住の有識者ということが多い。日本発の批判を「海外からの批判」として紹介している例も少なくないのだ。

作家でジャーナリストの門田隆将氏は、『日本の死者数が世界に比べて少ないと驚かれているにも関わらず、日本を貶めたいだけの記事だ。ネットの時代ではこういうことをしても、すぐに暴露されることをいまだに分かっていないのか』と憤慨した。

海外メディアが日本の新型コロナ対策を批判ばかりしているのかと思いきや、BBCは「最も健康的な国家」として日本を紹介しているが、なぜか日本の大手メディアで引用されることは多くない。

以上です。

5月18日夜のNHKニュースで、NHKのインタビューに答えたWHOの幹部は日本のコロナウイルス対策を極めて高く評価していました。

慰安婦問題でもそうですが、コロナウイルス対策についても、「日本のメディアが日本をおとしめている」とは、残念無念としか言いようがありません。良いところは良い、悪いところは悪い、というのがメディアのあり方ではないでしょうか。それができないのであれば“党派”を明らかにすべきです。