改めて柳本マニフェストを検証する(2)

「ひとと地域、地域と行政をつなぐ」という項目の中で「地域課題の解決に住民と行政がいっしょに取り組み、きめ細かく対応できるように、区役所の権限を強める『総合区』を段階的に導入し、区の予算編成過程に住民が参加できる仕組みを構築します」と公約しております。公約ですから、総合区については相当研究され、提案されたことと思います。同じ政令市でも、横浜市はむしろ反対で、より独立性の強い特別市構想を主張しています。また、他の政令市では総合区を検討しているところはないと聞いております。課題や問題点があるからだと思います。しかし、このような状況の中で、あえて総合区導入を公約されました。自民党が公約された総合区とはどのようなものでしょうか? 総合区の持つ権限や財源、予算編成過程など、まずは中身を具体的に示す必要があるのではないでしょうか? その自民党の案をもとに、総合区について、議会として議論する必要があると思います。