《台湾の場合》
最後は皆さんが大好きなほうの中国、台湾です。公式には「中華民国」と呼ばれています。公式には国として認められていません。ちゃんとした国なのに。台湾の馬英九前総統は、台湾と中国本土との関係強化に尽力して、その結果、素敵な顔合わせが実現しました。中国の二人のリーダーの。馬総統時代に台湾へ来る中国人観光客はゼロから400万人に増加しましたが、
事態が一変したのは、民進党の蔡英文氏が選挙に勝ち、総統に就任してからです。中国本土からの観光客はわずか7カ月で36%も減りました。中国政権が、中国人団体ツアーの数を制限したからです。
しかし、そのお陰で分かったことは、台湾にとって中国からの観光客はそれほどありがたくないのです。この2年間中国共産党は台湾を国際的に孤立させるように勤勉に励んできました。5つの国が台湾政府への承認を取り消し、中国本土の政府を承認するようになりました。中国政権は国際航空会社のHPで国としての台湾の分類表示を取り消すように圧力をかけました。ご存知の通り、ネット上で存在しないものは現実でも存在しないからね。しかし台湾にとって良いニュースもあります。台湾への観光制限により経済制裁をしようという中国共産党の企みは裏目に出たようです。中国本土からの観光客は減ったものの、世界各国からの観光客は増加しています。特に、日本、韓国、インド、東南アジアからの観光客。これが実は台湾経済にとって好影響なのです。
これらの観光客は中国本土の観光客より多くのお金を現地で消費し、それに本土中国人が経営する店ばかりでなく、台湾現地のビジネスを潤すのです。中国共産党は、今後台湾を懲らしめるため、別の方法をを模索する必要がありそうですね。中国共産党の逆鱗に触れて、罰を受けた国々について、どう思いますか?