ジャーナリストの吉富有治さんは橋下批判の急先鋒で有名ですが、この方の『大阪、破産からの再生』という本に、このように書いてあります。「市民の税金を湯水のように使いながら、大阪市の財政は火の車。このまま放置しておけば財政破綻の危機にあったのも、これまた当時の事実。・・だが、平成17年11月、第17代市長の関淳一は出直し選挙で有権者の民意を問い、再選後は公務員改革に励んだのも事実である。それまで慣れ合いだった労働組合との関係も見直し、労組に有利な勤務体系や各種手当も改めた。次の市長である平松邦夫も公務員改革をストップさせたわけではない。労組の支援を受けて市長選に勝利した平松だが、大阪市内部の改革はゆっくりとは進んでいた。そして登場した橋下徹によって大阪市の組織と公務員の改革は急激に進み、少なくとも財政に関しては破綻の危機から脱出できたのは確かである。いわば、関、平松、橋下の3人によって、ホップ・ステップ・ジャンプの勢いで大阪市は大きく掃除されたのである」と記されています。吉富氏はあれだけ激しく橋下氏を批判しながらも、橋下市政によって大阪が破産の危機から脱出できたと認めております。吉富氏の言う「大阪、破産からの再生」を、ジャンプの立場で担い、大阪を再生させた橋下氏は、大阪市政と大阪全体にとって最大の貢献を果たした市長と言えるのではないでしょうか。