日韓問題について考える(11)。『反日種族主義』に思う。

スポーツ報知、11月21日に配信された「『反日種族主義』著書、李氏が講演『今日の韓国人の歴史的感覚は朝鮮王朝の臣民そのもの』」と題する記事より引用。

「韓日両国は東アジアにおける自由民主主義の防塁です。この民主主義が朝鮮半島の北側に進み、大陸まで拡散することを望みます。歴史的課題のため、互いに信頼・協力する必要があります。この本が国際的連帯を強化するのに、ほんの少しでも役に立てればこれ以上の喜びはありません」

「韓国も建国70年余りで大きな危機を迎えています。自由民主主義の体制は解体されるかもしれません」「韓国人の危機の根源は我々の中に沈潜している野蛮な種族主義であると告発しました」

「私と同僚の研究者の5人が書き、7月に出版した『反日種族主義』は韓国現代文明に沈潜している『原始』や野蛮を批判したものです」「個人、自由、競争、開放という先進的な文明要素を抑圧し、駆逐しようとする集団的、閉鎖的、規制的な共同体主義が病気の原因です」と。

韓国の危機の根源は「反日種族主義」にあるとして、「反日種族主義」を克服するため『反日種族主義』という本を執筆されたと、その意図について李栄薫氏は述べています。「韓国人の中に沈潜している野蛮な種族主義」「反日種族主義」という理屈抜きの敵対的な反日感情が、嘘の歴史認識、嘘の言論、嘘の政治、さらには嘘の裁判を生み出すようになったという。そして反日種族主義は、事実ではない創作された白頭山神話を醸成し、今や「白頭山神話は韓国人ならば逆らいきれない強烈な支配力で、韓国人全てを魅了し押さえつけている」と述べています。このような韓国社会を覆う「野蛮な種族主義」「反日種族主義」によって「韓国の自由民主主義体制が壊されるかも知れない」という。この危機意識から執筆されたということのようです。

私もこの本が「国際的連帯」を取り戻すことに寄与することを切に願うものです。