今の文在寅政権は北朝鮮を中心とした南北統一を目指して動いているとしか思えません。先の元ソウル大学教授の李栄薫氏は「金正日、金大中2人の頂上の連邦制合意を実践しようと夢見ている人が文在寅大統領ではないですか?案の定、文在寅は北朝鮮金氏王朝の三代世襲者である金正恩と会談し、白頭山に登りました。そして画面に見られるように繋いだ手を挙げながら笑っています。共に白頭山からハンラまで、ハンラから白頭まで、全国土を全国民を一つの神話で統合しようとする、そのようなメッセージではないでしょうか?それで私は戦慄していています。視聴者の皆様、白頭に根を下ろしている檀木(パクダル)民族の皆様、その不吉な神話から1日も早く脱出するよう願います」と語り、文在寅政権は金大中氏の志を継いで、北朝鮮を中心とした南北統一を画策していると指摘しています。
そうだとすれば、1950年の朝鮮戦争(韓国動乱)は一体何だったのか?と思わざるを得ません。ご存知のように朝鮮戦争は「1950年6月25日に金日成率いる北朝鮮が事実上の国境線と化していた38度線を超えて韓国に侵略を仕掛けたことによって勃発」しました。そしてこの戦争で大韓民国がまさに滅亡せんとするときに、米国を中心とする国連派遣軍がマッカーサーの指揮によって仁川上陸作戦を成功させ、多大な血の犠牲を払って北朝鮮軍を追い払い大韓民国を守りました。この歴史の真実を文在寅政権は如何に考えているのでしょうか。この戦争によってどれほど多くの国連派遣軍の兵士が犠牲になったことでしょうか。この尊い犠牲の上に今日の大韓民国の繁栄があるのではないでしょうか。
それなのに、それなのに、文在寅政権は、米国との関係を断ち切って、米国を中心とする国連派遣軍兵士の血の代価を顧みることなく、北朝鮮とチュチェ思想のもとに南北統一を成そうとしています。大韓民国の国民を北朝鮮の人民のように抑圧と飢えに陥れるのでしょうか。そうだとすれば全く理解できない許しがたい愚挙、私にはそのようにしか思えません。
大韓民国に国際社会が期待するのは、その逆で、北朝鮮の人民を共産主義による抑圧と飢えから解放し、現在韓国の国民が享受している自由と民主主義による繁栄の社会に北朝鮮人民を招き入れることが、大韓民国の歴史的使命ではないでしょうか。
もちろん進むべき道を決定するのはその国の国民の判断ですが、隣国に住む者として文在寅政権には李栄薫氏と同様に恐ろしいほどの戦慄を感じます。